59. セッション II: 依頼 (1)
場所の移動が発生する以上、ランダム・エネミーとのエンカウントが発生する確率があるわけで、襲撃した側は当然、大暁寺の動きを注視しているだろうから、外側から入ってきて、夜襲の対応に動いたPCたちを、野放しにすることは恐らくはないだろう。
となると、僧正の提案は、ある種の囮になってくれ、という依頼でもあるわけか。ここから出て、別のところに行ってくれ、という話にこれからなるわけだしな。
┌───────────────────
GM:で、まあ、次に続くのは、僧正からのお願い、だ。
小鴉:お願い?
風乃姫:どんなお願いですの?
GM:既に人がいない、古城だな。
└───────────────────
『戦国双刀伝』における、ようはダンジョン、なんだが。
┌───────────────────
GM:場所は、そうだな、大暁寺から、山越えをやって、二日ぐらいか。守護領の国境線はもちろんあるが、空白地域、みたいなものも『戦国双刀伝』の世界には多くある。
安倍:戦乱により、人が立ち去ってしまった場所、でしょうか?
GM:そうだな。戦いに巻き込まれて命を落とした村人やら、戦いで命を落とした武家の人間やらの亡骸が、残念ながら放置されたことで、魑魅魍魎の住み着く場所となってしまったようなエリア、というイメージだ。
躑躅:悲しい場所があるのですね。
└───────────────────
悲しい場所、か。闇の精霊の女王がそれを言うと、ちょっと、重い気がするな。
┌───────────────────
GM:まあ、そうだな。悲しい場所だ。そこにある古城に向かって欲しい、という依頼だな。
焔刀:その城は、敵方の勢力圏なのですか?
GM:いや。魑魅魍魎側も一枚岩ではないし、相互に敵対しているケースもある。今回については、その古城を拠点としている忍びの一族に、あるものを届けて欲しい、という内容だ。
└───────────────────
困った時は、お使いクエストに限る。




