57. 罰 (2)
すげえ音したな、今。つうか、二人とも涙目になっているのはどういうことだ。
「あなたは。闇の女神に仕えるもの。これで許します」
「はい」
二人とも、痛そうだ。
「闇」
「はいっ」
「お前については、連絡手段のため、という理由を鑑みれば、仕方がないので、罰することはしない」
「はいっ」
嬉しそうだな。
「土」
「はいっ」
「罰します」
「にぎぃやぁぁぁぁぁ!」
二度目か。頭突きより痛いんだろうな。
「痛そうだな」
「鵜川さんが考えてる痛さの、数億倍は痛いです」
「生身の人間があれを喰らったらどうなるんだ?」
「ふぅぎゃぁぁぁぁぁ!」
「魂が消えますね」
「やばいな」
お、解放された。
「天空」
「はいっ」
「私と海洋に、この状況は説明すべきだと考えるが」
「立て込んでたから。色々」
「言い訳か」
「いやいやいや」
「鵜川さん」
「なんすか?」
「天空に呼び名ネームは?」
「連絡手段があった方がいいってことで、要求されたから付けました」
「天空」
「はいっ」
「それは絶対に、創世神で共有しないと駄目なやつだと思うがどうか」
「ははは。そうかな? そうかもね――」
「天誅!」
ソラタロウの真正面に瞬間移動したのと同時に放たれた掌底が、みぞおちの辺りに直撃し、そしてそのまま。
ギャグマンガみたいな勢いで、吹っ飛んだ。
すげー、転がってるが。
大丈夫なのか、あれ。




