53. セッション II: 戦闘終了 (2)
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小鴉:戦闘をこのまま継続した場合は?
GM:HPの回復その他は全て、ルール通りに行う。
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エネミー側の必殺が出る可能性もあるから、本当は、5点ダメージというのは甘い判断だとは思うが、こういう時はプレイヤーフレンドリーが大事だ。
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小鴉:どうする、リーダー。
月夜:えーーと。
安倍:お任せしますよ。
焔刀:同じく。
躑躅:わたくしも。
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この手の流れになると、ヤミコに判断をさせる場面が増える可能性があるのか。
気を付けておこう。
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風乃姫:ここでおしまい、でいいような気がしますわ。
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ツチヨがヤミコを助けたか。
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月夜:あのー、でも、本当にいいんでしょうか?
GM:問題ない。六人で戦闘するとどうなるのかを、経験してもらいたかったのが大きいんだよ。
月夜:なるほど。では、ここまで、としてください。
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GMとしても、ここで終わった方が楽だからな。
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GM:助かる。じゃあ、戦闘はここで終了だ。HPも最大値まで回復させていい。
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なんか、全員、ちょっと疲れてる感じか?
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GM:少し、休憩を挟むか。
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俺も、久しぶりに、使ってなかった自分のTRPG脳が動いた感じだ。
「ちょっと、疲れたね」
「考えることが多くて、大変ですわ」
「他の方々の状況も、把握しておいた方が良さそうですね。ちょっと、キャラクターシート見せてもらってもいいですか?」
「ああ。俺もお前の見ていいか?」
「無論」
湖上と砂上はキャラシーを交換、と。二人とも属性アタッカーだし、お互いの能力を正確に把握しておくのは、悪いことじゃない。
「はー。なんか、一人の時とは全然、違いますね」
「戦闘の時は、特にな。味方の行動を見ている時間、というのがどうしても出てくる」
戦闘の行動が複雑になり過ぎないよう、色々と『戦国双刀伝』は圧縮されてはいるが、それでも1ラウンドにかかる時間は、プレイヤーが六人になれば、それなりだ。
「この飴ちゃん、いただいてもいいですか?」
「おう」
俺も一個もらっとくか。
「鵜川さま」
「どうした」
「とても、楽しいです」
「そいつは良かった。でもまだ序盤だからな」
「はい」
「次こそは、私の鎖鎌で敵を八つ裂きにしてやりますわ!」
「こっちも手は抜かないからな」
「望むところですわ!」
「私も負けませんから!」
ヤミコも楽しそうだし。このペースでいけるところまでいくか。
「鵜川くんのおかげだよ。ありがとう」
「なんだよ、急に」
「こういう機会は、なかなかないからね」
異世界の創世神が一人、闇の女神と土の女神、守護神が二人、闇の精霊の女王が一堂に会するのは、そうあることでもない、ということか。
「まあ、これからしばらくは、こういうのがまた、あってもいいんじゃないか?」
こんな形で、TRPGを再開するとは思っていなかったが。
悪くないな。
「鵜川くんも楽しそうだね」
「そうか?」
俺も、シナリオの確認をしておくか。




