52. セッション II: 躑躅 (1)
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躑躅:小鴉さまのHPは、どれぐらいなのですか。
小鴉:残り、28かな。17点減ってる。
躑躅:でしたら……。
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自分のHP消費なしで射程1以内の味方1体を回復させる癒法か、HP消費ありで判定も発生するが、癒法よりもHP回復が多めの、命の水を使うか。
ただ、この戦闘は、もう、ここまでにしてもいいような気もするんだよな。
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躑躅:GMさま。
GM:どうした。
躑躅:私たちのこの戦いは、私の番が終わると、残り、2ラウンド、耐えれば勝ち、ということですよね?
GM:そうだな。
躑躅:でしたら、HPの消費を最小限になるように戦えば、先ほどの、刀使いさんの攻撃を見ますに、負ける要素はないようにも思うのですが。
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よく見てるな。
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GM:その通りだ。正直、この戦闘は、ここまでにしてプレイヤー側の勝ちでもいいかもな、とは思ってる。
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1ラウンドで槍使いを倒したのは、大金星だろう。
どのキャラクターも、自分が得意な職業技を使えば、1ラウンドあたりの消費HPは、恐らく、1で済む。残りの2ラウンドを消費HP1で耐えたことにして、刀使いからの攻撃を最大でもらったとしても、回復役が二人いる以上、死ぬことはない。
全員が生存した状態で、戦闘をここまでで終わりにすること自体、プレイヤーに対して過度に有利な裁定をしている、とはならないだろう。
多分、このあとの戦闘は、見せ場のない、ただの消耗戦になるだろうしな。
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躑躅:それで、その、HPの回復のルールなのですが。
GM:おう。
躑躅:戦闘が終わると、キャラクターの回復力だけ、HPが回復するんですよね?
GM:そうだ。
躑躅:私がここで小鴉さまのHPを回復して、戦闘が終了しても、戦闘が終わった時のHP回復は、いただけるのでしょうか?
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あー、HPの回復面で、自分たちが有利過ぎないか、という話か?




