48. セッション II: 月夜、躑躅 (2)
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躑躅:GMさま。
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さま付けは……まぁ、いいか。メイコさんの癖みたいなもんかもしれん。
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GM:どうした。
躑躅:先ほどの月夜さまの攻撃なのですが、GMさまの回避前であれば、つやさんの力を使うこともできたのでしょうか?
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そういや、兎持ちだったな、躑躅は。
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GM:そうだな。あー、俺も確認を取らなかったし、今回に限っては巻き戻してもいいぞ。
月夜:どういうことですか?
躑躅:待機中、あるいは行動前であれば、1戦闘に1回、つやさんの力を借りて、判定の振り直しをしてもらうことができるのです。
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強いよな、それ。しかも、味方だけじゃなくて敵にも使える。そのぶん、HPのコストは10点と重めだし、自分の行動放棄も必要にはなるが。
あと、兎の名付け札は巫女専用で、しかも1800銭する。1レベルのキャラクターにとっては贅沢品だ。2レベルでキャラ作ってもらったから、メイコさんも持ったんだろうしな。
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月夜:にゅーー、いえ、大丈夫です。安倍さんか、焔刀さんのために使ったほうがいいと思います。
躑躅:よろしいのですか?
月夜:はい。
GM:分かった。じゃあ、このまま進行するぞ。
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次は、躑躅か。
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躑躅:私の次は、焔刀さん、その次に、待機中の安倍さんですね。
安倍:ええ。
躑躅:焔刀さんは、どうされるご予定ですか?
焔刀:私は、月夜さまに同様、戦闘中に一度だけ使える大技を狙おうかと。
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来たか。
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小鴉:どんな技なんだい?
焔刀:即座に武器を火の属性に変えて攻撃する、火纏いの鎚、という技です。
安倍:待機なしで属性を変えられるんですか。
焔刀:ああ。ただ、戦闘に1回だけだ。HPも、8点使う。特技〈大鎚〉の効果で-1される……でよろしいんでしょうか?
GM:それであってる。減るHPは7だ。こっちは、属性防御はもってない。ダメージがそのまま通ることになる。
小鴉:防具の4点を無視できるのは、大きそうだね。
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さあ、どうする、メイコさん。
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躑躅:分かりました。私も、待機します。これで、焔刀さんか安倍さんに、つやさんの力を使うことができます。必要がないようでしたら、小鴉さまを回復してもよいですし。
小鴉:後続の敵がいないから、その方がいいかもね。僕も助かる。
GM:じゃあ、躑躅は待機でいいんだな?
躑躅:はい。
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躑躅は待機か。いい判断だ。このパーティの参謀役は、メイコさんか。
湖上の属性付与があったからの判断ではあるのか。
この二人は意識しておいたほうがいいな。俺の手が詰まった時に、助けてもらうことになるかもしれん。
よし。




