第11話 初進化
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名前:なし
種族:クロノススネーク
Lv:15/15
HP:243/243
MP:388/388
攻撃:202
防御:168
魔攻:311
魔防:241
敏捷:266
器用:154
《固有スキル》
【時空間魔法:Lv2】
【特殊進化:Lvー】
《スキル》
【マナ操作:Lv1】
【マナ感知:Lv1】
【暗視:Lv1】
【噛み付く:Lv3】
《称号》
【転生者】
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レベルが最大になってステータスが大幅に上昇し、スキルも増えている。
(あの時手に入れたスキルはマナ操作とマナ感知か。多分マナってMPのことだよな)
洞窟でMP、いやマナを吸い取られたときに、明確にマナの流出を感じたことでマナ感知を、抵抗するよにマナを抑えようとしたことでマナ操作を手に入れたってところだろう。
(たしかに意識したら身体の中にマナらしき物を感じるな)
今発動している不可視壁は、しっかりとイメージして念じると自然に発動するが、発動時と魔法を維持しているときのマナの流れは受動的な感じがする。
試しに一度不可視壁を解除し、受動的なマナの流出を操作して、再び不可視壁を展開する。
(さっきよりもちょっとだけ発動速度が上がっているな)
体感的には、川を舟で何もせずにただ流されて進むだけだったのが、川の流れだけでなく櫂で舟を漕いで進むような感じだろうか。
マナの消費量は変わっていないが、魔法速度が上昇することで、慣れさえすれば角兎のような不意打ちにも対抗できるようになるかもしれない。
(不可視壁からうっすらとマナが感じるのはマナ感知の効果なんだろうな)
マナ感知があれば、魔法で攻撃されるときも予測して避けられるようになるかもしれない。
これも魔法を使う相手との戦いではかなり重宝するだろう。
(あとは進化条件だが……Lvが最大になったから進化条件を満たしたのか?)
あのときは青い箇所が砕けてLvが上がり、そのあとすぐに進化条件を満たしたアナウンスがあった。
根拠はないがLvの方が関係する可能性が高い気がする。
(まあ、分からないことをひたすら考えても時間の無駄だし、とりあえず進化したいな)
肉を食べ終えると、やり方が分からないため、とりあえず進化を強く意識してみる。
《進化を開始します》
次の瞬間、進化開始のアナウンスと共に身体が光り出した。
(なんか今から進化しますって感じで、分かりやすくて良いな)
《固有スキル【特殊進化:Lvー】を発動します》
(そういえばそんなスキルもあったが、勝手に発動するなよ!)
《固有スキル【特殊進化:Lvー】の発動条件を満たしていないため発動できませんでした》
(勝手に発動しないで済むのは良いとして、発動条件ってなんだよ!)
転生してから何度か聞いているが、未だに聞き慣れないアナウンスの連続に混乱する。
上手く思考が纏まらないまま進化が始まり、そのまま俺は意識を失った。
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(知らない天上だ)
蛇の身体のため上を向いていないが、なんとなく言わずにはいられなかった。
当たり前だが、意識が無かったため不可視壁は消滅している。
生きているということは、特に襲われたということは無かったのだろう。
進化がどのようなものか知らなかったとはいえ、今回は何事もなく運が良かった。
(進化したら意識を失うのか……それか特殊進化が発動したからって可能性もあるかもしれないな)
今度また進化するときが来たら、進化場所は気をつけようと思いながらステータスを確認する。
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名前:なし
種族:ビッククロノススネーク
Lv:1/30
HP:121/121
MP:252/252
攻撃:105
防御:90
魔攻:160
魔防:138
敏捷:146
器用:82
《固有スキル》
【時空間魔法:Lv2】
【特殊進化:Lvー】
《スキル》
【マナ操作:Lv1】
【マナ感知:Lv1】
【暗視:Lv1】
【噛み付く:Lv3】
《称号》
【転生者】
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種族がクロノススネークからビッククロノススネークに変わっていた。
進化前よりも身体が窮屈だ。
種族名の通り、大きくなったんだろう。
(ありきたりというか何というか……)
Lvとステータスは共に下がってしまった。
しかし正確な数字は覚えていないが、クロノススネークのLv1のときよりはステータスは高い。
それに最大Lvが30になっているということは、クロノススネークよりも成長限界が高くなったということだろう。
(ステータスは下がってしまったが、角兎程度なら変わらず魔法で倒せるだろう)
外は日が落ちてすっかり暗くなってしまったが、星と月の光に加えて暗視スキルがある俺にはそんなに暗く感じることはない。
さっきまで寝てたというか意識を失っていたからか眠くないし、身体が黒いから夜なら昼よりも目立たずに動けるはずだ。
(この森を抜けるためにも、今のうちに進んでおくか)
巨木の空洞を抜け出すと、再び川に沿って下流に進み出す。
スキルを育てるためにもマナを意識しながら進んでいると、すぐに右方の茂みから微弱なマナを感知。
(前と似たような不意打ち……十中八九角兎だな)
マナを意識しながら素早く俺は不可視壁を展開する。
角兎程度なら加速は必要ないし、マナの無駄になるだけだ。
案の定、角兎はこちらに角を向けて突進してくる。
以前と同じように不可視壁に衝突して脳震盪を起こすと、起き上がる前に素早く首を切断する。
《Lvが上がりました》
(幸先の良いスタートだ)
Lvアップのアナウンスに気を良くなり、軽い足取りで再び進み出した。
なお蛇に足は以下略……
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