第七話ギルドマスタートール
ルシファーと別れた次の朝
ゲルドの馬車で街に到着したのであった。
ゲルド
マリルさん、トリトンさん。
あれが、ギルドです。
早く大会の登録を。
マリル
ここまで、連れてきて頂き本当にありがとうございます。
トリトン、早く行くよ！！
トリトン
美味しい物はーー！！？
マリル
そんなの後！！早く行くよ！
ゲルド
トリトンさん、手続きが終わったらいろんな食べ物が
食べれますよ！！私も闘技場に見に行きますんで！
マリル
トリトン！早く！
二人はギルドに入り受け付けに駆け込みました。
受付嬢
はじめまして！大会の参加希望の方ですか？
マリル
はい！
受付嬢
それではギルドカードのご提示をお願いします。
マリル
私たちまだギルドカードを所持していなくて、
それも作りたいんですけど。
受付嬢
え、、ギルドカードを初めて発行するということは、
F級冒険者ってことになります。
F級で大会に出場されるのはおすすめ出来ません。最悪、命も落としかねませんよ！
マリル
大丈夫です。私たち修行を積んでますので。
腕には自信がありますから！
受付嬢
わかりました。
まず、ギルドカードを発行するのに
簡単に貴方達の強さを測らせてください。
この水晶を両手で触ってみて下さい。
(受付嬢はステータスを測る水晶を机の上に置く。)
マリル
この水晶に触れればいんですね。
(マリルが触ると水晶が弾ける)
受付嬢
え、、、嘘？
どういうこと？？
この水晶は総合100万のステータスまでを測れるはず。
ちょっとお待ち下さい。
受付嬢はその場を一旦離れて、戻ってくる。
受付嬢
すいません。一度上の階にあがって下さい。
トリトンとマリルが上の階に上がると、
堅いのいい男がいました。
ギルドマスター
はじめまして。
私はここのマスターをやっております、トールです。
、、、！！？ハーデス！？？
トリトン
！？師匠をご存知なんですか？？
トール
いや、いや、そうか、そうか。何でもないよ。
君たちは転生者だね！
転生者の力はこんな水晶じゃ図れまい。
名を教えてくれないか？
トリトン
私の名前はアース・トリトン
横にいるのが、私の友マリルです。
師匠をご存知なのですか？
トール
いや、昔に会った神様に君がそっくりで驚いただけさ！
そうか、そうか、トリトンとマリルか！
大会の参加を認めよう。
大会には転生者のSランク冒険者もいる。
自分たちの力をありったけぶつけるがいい！！
君たちの力はその時に拝見させて頂く！
トリトン
ありがとうございます。
マリルはトールの顔を見て、頭を下げた。
受付嬢
それでは、トリトン様とマリル様、一階の方で、
大会の手続きと説明を。
マリルとトリトンはトールの部屋からでる。
トール
ハーデスの弟子にハーデスの妻か、
ようやくこの日がきたんだな。ハーデス！
ゼウスの息子の力、見てみたい！！
、、、そうだ！！！私も出ちゃお！！
受付嬢
それでは大会の参加はこれで完了です。
そして簡単にルール説明をします。
大会ルール1
武器の所持はあり。魔術もあり。
大会ルール2
相手が降参したら終了
相手の意識がなくなったら終了
相手が死んでも終了
大会ルール3
殺しても罪には問われないが、
相手が降参してるのに殺した場合は死罪とする。
これがルールですので、無理は絶対にしないで下さい。
大会の時間は今は午前9時なので3時間後
12時開催となります。
街から少し離れた東側の荒野にある闘技場に直接お越し下さい。闘技場の選手控え室でランダムに2名ずつお呼びしトーナメント形式となっておりますので、マリルさんとトリトンさんが戦う事にもなりますので、宜しくお願いします。
マリル
わかりました。ありがとうございます！
受付嬢
それでは頑張って下さいね！！
二人は大会の参加時間まで街で、
色んな料理を食べたり、観光をし。
闘技場に向かい控え室で待機をしていた。
トリトン
マリル喋り方変わったね？
マリル
まぁー本来は女だからね！
トリトン
なんか、ルシファーが現れてから
おいらとか言わなくなったよね！
マリル
この世界じゃあ違和感あるから
女らしく、しようと思っただけ。
トリトンは常識無いし。
てか、トリトン、師匠の手紙読んだの？
トリトン
それがさぁ〜開けられないんだよね！
力づくで手紙を破ろうとしても、びくともしない。
だから大事にしまってる。
マリル
へーそうなんだ。
不思議だね。
受付嬢
第一回戦の選手をお呼びします。
呼ばれた方2名は闘技場中央にお越し下さい。
マリル選手
ザイル選手
こちらからどうぞ！！
トリトン
マリル！頑張ってね！
マリル
はぁい！
