第四話初めての友を守る為僕は神に殺された
(前書き)
トリトンはハーデス(師匠)に修行をつけさせてもらうため
ハーデスの城に訪れたが、見知らぬ壺に入ると、
真っ逆さまに落ちた場所は、ハーデスが作った、
黄泉のオリンピアと言う場所であった。
ハーデスはトリトンに、
神器・時雨の10の神技を教えるため、
目の前で50体の龍を瞬殺して見せた。
ハーデスは見よう見真似でやってみなさいと、
空を飛び壺の外に出て行ってしまった。
トリトンはその場で神器をもち、
広場の先にある鉄格子が開くのをまっていた。
トリトン
見よう見真似といわれ神器の素振りをしていると、
ギィギィーと鉄格子が開き、
1人の鎧をきた人間がでてきた。
人間は私を見た瞬間に地面に頭を擦り付け、
ごめんなさいと言う。
トリトン
どうしたの?
人間
ごめんなさい、ごめんなさい
トリトンが人間に近づき、顔を上げてと言うと。
トリトンのお腹には剣が刺さっていた。
トリトン
痛いよ、痛い!痛い、痛い、痛い
人間
バーカ!バーカ!バーカ!
何が神様だ、舐めやがって!
さて、これで俺は人間にまた生き返らせてもらえる。
じゃぁなバカな神様!!
人間は鉄格子に戻ろうとする。
トリトン
痛い、痛い、痛い、、、は、はは、は
何これ、僕は人間なんかの剣なんか、、、
そっか、、ハー兄が神の武器を、、、
渡したのか、、、痛い、痛いなぁー全く。
(トリトンのなかで何かが壊れる。)
トリトンは笑いながらちょっと待ってよ。
人間は振り返る、馬鹿どうした?
トリトンは神器に光を集める。
神器解放・時雨・神技発動!
poisonジャッチメント!!
トリトンはそう唱えた瞬間、
神器から紫色の波動が飛ぶ。
人間に波動があたり急に苦しみだす。
人間
な、、何をしたんだ、、痛い、苦しい、苦しい
トリトン
ねぇー痛いでしょ、苦しいでしょ?
僕も今痛いの、痛くて、痛くて、、、
気持ち良くてたまんなぁーーい!!
(トリトンはデカい声でヨダレと血を吐きながら叫ぶ。)
人間はそのトリトンの狂気に震えだしながら倒れた。
人間
気持ち悪い奴め、、化け物、、、
(血が止まらなく口から吐き出る)
トリトン
やだ、、、やだ、、まだ死なないで、、
もっと、もっと、、、僕と感じ合おう!!
痛いよね、、、気持ちいいね、、、
ずるい、ずるい、、君の方が苦しそう
神器解放・時雨・神技
poisonジャッチメント!
トリトンは自分にむけて紫の波動を浴びる。
苦しい、苦しい、、痛い、、、
辛い、辛い、、死んじゃう、、、
トリトンはその場で倒れこみ、はいづりながら、
這いつくばってる人間に近づく。
人間
くるな!!化け物!!いかれてやがる!
(血をはきながら叫ぶ。)
赤髪の神よ、この化け物はもう死ぬ!
約束通り早く人間に戻せ!!
トリトン
は、は、はは、はは、
こんぐらいで死ぬわけないじゃん。
トリトンは叫びながら苦しむ人間を
笑いながら見てた。やがて人間は声もでず
光になって消えた。
トリトンもその場で意識を無くすと、神器も消えた。
ギィギィーと音が聞こえ、トリトンは目が覚める。
神器が心に戻ったおかげで、
毒が治り、刺された腹も血が止まり
傷あとしか無かった。
鉄格子から出てきたのは三体の鬼達
大きさはトリトンと同じぐらいである。
鬼達
腹が減って減ってたまらねー
アイツを喰えばいんだな?
鬼1
俺がやるからてめぇーらは座って見とけ!
鬼2
俺がやるよ、てめぇーになんで飯を譲らなきゃいけねんだ!
鬼3
ふざけんじゃねぇぞ!
鬼同士で争い始めた。
鬼は持ってる棍棒で殴り合い、最後の一体になるまで、
殺し合いをした。
トリトンはヨダレを垂らしながら、
三体の鬼の様子を横になりながら見ていた。
ついに鬼は一体だけになる。
鬼
がきんちょ、もうちっと待ってくれよ!
おいらの名はマイルっていうだ!
あんたは?
トリトン
俺の名前はトリトンだよ。
マイル、傷だらけだけど、それで僕と殺し合いするの?
鬼
トリトンつうのか、
傷ならすぐに治るさ、こいつら食べればな。
鬼がそう言うとトリトンは、
僕にもちょうだい。
そしたら待ってあげるといいました。
鬼は仲間の一体の鬼をトリトンに渡し、
もう一体を食べ始めました。
鬼
あー生き返るなぁーー美味い美味い!
おいトリトン!鬼の心臓が1番美味いんだぞ!
綺麗に取って食べろよ!!
トリトンは神器を解放し、頬張りながら、
鬼の心臓、腕、足、脳みそ、全てを食べました。
トリトン
鬼とっても美味いよ、天使より美味しい!
ありがとう!!もっと欲しい、もっと欲しい!
あ、、あの人間も美味しかったのかもしれない!
勿体無いことしたなぁ〜。
鬼
トリトンは人間を殺したのか?
アイツらはうめぇーぞ!!
俺も生きてる時に1万人ぐらい喰ったかな!
トリトンは鬼に生きていたころのお話しを
沢山してもらい、お互いの話を楽しく
笑いながら話し、お互い殺し合うのを忘れ、
お互いに心を打ち解けていく。
鬼
トリトン、おいらはお前が気に入った!
ギィーと鉄格子が開く!
中から人間やモンスターや怪物、
鉄格子が開くたびに鬼と共に、
殺しては食べ、殺しては食べ、2人は互いに高め合い
笑いながら、あっという間に月日は経ち、
この場所に来て、
どれぐらいの時間が経ったかも
わからなくなってた時である。
師匠が上から降りてきた。
ハーデス
久しぶりだね、トリトン君!
トリトン君がここに来てもう2年
ここの暮らしには満足したかい?
トリトン
師匠、お久しぶりです。
もう2年でしたか。
凄く楽しんでますよ。
神技も全て使える様になりました。
ハーデス
流石だね!
じゃあそこの鬼はもう要らない!
目の前からハーデスが消える。
鬼が急に血を吐きだす
鬼(マイルの前に師匠がいる。
ハーデス
駄目じゃないか!トリトン君
この鬼は大罪を犯したDランクの魂なんだよ!
ちゃんと殺さなきゃ!
トリトン
師匠、何やってるの?、、、
返して、、僕の初めての友達なんだ、、、
返して、、返して、、
返せーーーーーー!!!
トリトンは神器でハーデスに切りかかるが、
ハーデスも神器を出し
トリトンの神器を破壊する。
ハーデス
トリトン君、神器は一度砕けるとまた強くなる。
但し1年は元に戻らない!
これから後3年君に剣術と魔術を教えよう。
私に傷をつける事が出来たらこの鬼は君にあげる。
トリトン
わかりました。
ハーデスが鬼に手をかざすと、
鬼の傷が癒えていく。
ハーデスは治った鬼を
鉄格子に投げ飛ばした。
ハーデス
さて、じゃあ始めようか!
トリトン
傷を少しでも、約束ですよ。お願いします。
ハーデスは剣をトリトンに渡し魔術も教えながら、
3年間、師匠と剣を交え続けた。
2年間は師匠の剣にさえ全く当てられていなかったが
師匠はそのうちに何度か剣で受け流すようになったが
何度も切り刻まれながらも師匠の動きに合わせられるようになり、3年の修行が終えようとした、
最後の日
ハーデス
トリトン君、君は強くなった、魔術を出すタイミング、
そして豪快な剣の振り、私には傷一つ、
つけられ無かったが、後は自分で極めなさい。
私の教えることはもう無い。
トリトン
まだ、強くなった気がしません。
ハーデス
神器を解放してごらん!
トリトン
神器解放・時雨
時雨は初めて見た時とは全く違く
紅蓮の炎を纏い師匠と同じぐらいの鎌になっていた。
ハーデス
立派な時雨だね
綺麗で美しい。よく頑張ったね。
けど、約束は約束だあの鬼を殺しに行かなくては!
それではトリトン君また後で。
(ハーデスは鉄格子への方にいく)
トリトンは時雨を振りかざしハーデスに切りかかる!
気がつくと僕は森の中にいた。。。