第一話ハーデスの知識
名前はアース・トリトン。父が名付けた。
僕の父は神様である。宇宙にある無数の星を管理してる
神々全てを管理する、神皇ゼウスと言う名の神である。
母はヘラという神で全ての物に対し愛と優しさを持つ。
僕は神々が住む星、オリンポスで生まれ、父と母に城で甘やかされ育てられた。
僕が5歳になった頃、よく遊びに来てくれた父の弟、冥界の神ハーデスに心を惹かれて、ハーデスの仕事場兼城である箱庭という場所によく遊びに行くようになった。
僕はハーデスのことをハー兄と呼ぶ。
ハー兄は黒の長いコートに、長い赤い綺麗な髪をしていて、
何時も飴を舐めてる。
色んな神様が城に出入りしてたけど、ハー兄はいつも、
僕のとこに来て色んなお話しをしてくれた。
この沢山ある星の世界に住んでる、人間たちや、動物、ありとあらゆる生命の知識を来るたびに教えてくれたのだ。
ハー兄は僕のことをトリトン君と呼ぶ。
僕は毎日ハー兄の城についたらすることがある!ハー兄の城の下は川になっていて色んな魂が流れてる、僕はその川に拳でパンチするのが大好きなのだ!
パンチを川にすると色んな声が聞こえてくる!
ウォーーだったりブヒーーだったりキャーーだったり
因みに呪ってやるーとたまに聞こえた時は
今日はいい日だと思って笑いながらハー兄の城に入る。
ハー兄はトリトン君おはようって笑いながら行ってくれる。
ハー兄はいつも椅子に座って左右の台座に置いてある壺から魂を取り出し机にある紙に何か書いてはその魂を紙に擦り付ける、そうすると紙は輝きを放って消える、後は時々魂を食べてる!そして僕とお話しをしての繰り返し。
トリトン
今日はハー兄、どんなお話しをしてくれるの?
僕がそう尋ねると。
ハー兄
そうだなぁートリトン君は何か聞きたい事はある?
トリトン
ハー兄はその壺に入った魂をどうやって分けてるの?
なんで時々食べてるの?
なんで下に流れてる川の魂がその壺に入ってるの?
人や動物は何で死ぬの?
あとはねー
ハー兄
はいはい!ストップ!
一つずつ教えてあげるから!
まずばこの壺のことね!この壺は、君のお父様が作った
不思議な壺なんだ、壺の底と台座に穴が空いてて川まで続いてるんだよ!魂を吸い上げてこの異空間になってる壺に溜まっていく仕組みなんだとさ!
あとは分け方は君のお父様か僕にしかできない、
魂の色によって分けるんだけど、魂の色を見る目をこの仕事を君のお父様に与えられた時に力を与えられたんだ。
色にはランクがあって、そのランクに合わせた転生ができるんだ!S S S. S S. S
トリプル Sの場合神様にもなれる。
ダブルだと幸せな人間、Sだと普通の人間!
後はA〜Dまである、A〜Cだと、動物や虫かな、Dは僕のお腹の中もう何処にも存在できない!
ランクはその生命の生き方や徳で決まる!生前いい行いをしとけばランクは上がる。
動物や虫も普通に生きてればいずれ転生を繰り返して人や神にだってなれるのさ。
あとは何で人や動物は死ぬのかだね?
答えは簡単弱いから!!私たち神と違って脆く些細なことで死ぬ、寿命、事故、刺されたり、自分で死ぬ者もいるから!
これでわかった?
トリトン
じゃあ神はどうやったら死ぬの?
ハー兄
神は神の武器じゃなきゃ殺せない!
それも神が使って首を切り落とさないとね!
だから死ぬことは無い。
私達は争いをしないから
(ハー兄は不気味に笑いながら答えた)
僕は10歳の誕生日までハー兄の色んな世界の知識を勉強させてもらった。