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幼馴染✕転校生✕母親✕ナース…?

舌を噛み切ったその瞬間、俺は目を覚ました。

どうやらさっき見たのは夢だったらしい……あれ…どんな夢を見ていたんだ……っけ…


目を覚ますと病室にいた。

「健人、お見舞いにきたよ……健人…目が覚めたの!」

「あぁ、そうらしい…おっ!?」

その時、遥香が俺に抱きついた。

そして、俺も強く抱きしめた…

なぜか涙が出てきた、涙が止まらない。

「健人が……目を覚まさ…ないから…死んじゃったらどうしようかって……」

「そんな簡単に…死んで…たまるかよ……」

2人で病室でずっと泣いていた…ずっと…ずっと…


「そうだ、カナを呼ばなきゃ、あの子ものすごく心配してたんだからね!」

落ち着いて、遥香が言った

「あぁ…心配かけたな」

「そうだ…健人はカナと一緒に住んでたんだよね?」

「なんでそれを…」

「カナが健人のお見舞いから帰っている時に教えてくれたの」

「そうなんだ…あっ!それはその彼女とかじゃなくて…」

「わかってるよ、カナにも事情があるらしいしね…でもちょっと羨ましいや…」

「えっ?それは…」

その時、カナちゃんが病室にきた。

「健人くん!だ、大丈夫ですか!?」

「この通りバッチリだぜ!」

「良かったです…ホントによかったです…」


ー2時間後

「じゃあ私たちは帰りますね!」

「あぁ、わかった」

「またくるからね健人!あんまり無理しちゃだめだからね!」

「わかってるよ」

医者からは順調に回復はしているから、あと一週間ほどで退院できると言われた。


病室から夕日が暮れていくのを見ながらたそがれていると大慌てで母さんがきた。

「けんちゃん!?大丈夫??」

これが俺の母さん、よしこだ。見た目は若く見える…らしい。

「あぁすっかり元気だぜ!」

「もぉ!!心配したんだからね!」

「ごめんごめん」

「とりあえず…けんちゃんが元気になるように商店街のコロッケ買っといたから!お腹が空いたら食べてね!」

「遠いとこからありがとうな」

母さんは栃木に住んでいる、ちなみに俺が住んでいるのは千葉だ。

「そういえば…けんちゃん、カナちゃんって子と一緒に住んでんのね〜」

バレていたのか…なんだこのベット下のエロ本を見つけられたような気持ちは…

「彼女なの?彼女なの?」

「えーっとそ、それは色々あってだな…」

「もーけんちゃんたらぁぁ彼女なんて作っちゃってぇぇ」

話を聞きやしない…

「だから…その…」

「あ、そろそろ帰るわね!お大事にね!」

…話聞けよ…

「あっ、話聞けよ!」


夕飯を食べたあと少しLINEの返信をして眠りについた。

すると夜中に…

「あら…私のタイプみーっけ…」

なにか声が聞こえる…

「あっ?起きちゃった?」

そこにはこの病院のナースが部屋の中にいた。

「おねぇさんと楽しいことしようよ…」

「へっ!?た、楽しいこと?」

なんかエロゲみたいな展開になってきたぞ…

「そう…楽しいこと」

「で、でも俺…」

「U●Oでどう?」

「え?UN●やるんですか?」

「そう、●NOするの」

カードゲームか…なんだ…えっ?いや別に期待なんかしてなかったし!えっ?てか何のことだと思ったの?UNOに決まってんだろ?

「夜勤で暇だからここで遊んで行こうかなーって」

「そ、そうですか…」

そして、俺はナースさんに一晩中某カードゲームに付き合わされた……

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