健人宅のその後
風呂から上がると、ニヤニヤしながらカナと遥香が毬を見ていた。
「ふふふ…毬ちゃん、カナからプレゼントがあるみたいだよー」
「えっ?プレゼント…?なんじゃそれは」
そこからは見たことのある、おもちゃ屋さんの袋からカナがクマのぬいぐるみを出した。
「欲しそうに見てた、ぬいぐるみです!」
「うわぁぁぁあのぬいぐるみじゃぁぁぁ!!」
すると毬は無邪気に喜び始めた。
「喜んでくれてなによりです!」
「良かったな毬!」
「うん!大切にするぞ!ありがとうカナ!」
ピンポーン
すると萌さんが迎えに来たようだ。
「まりちゃんー!迎えにきたよー!」
「あっ!萌じゃ!萌が帰ってきた!」
すると毬はぬいぐるみを抱いたまま萌さんに抱きついた。
「うわっ!ただいまーいいこにしてたー?あれ?そのぬいぐるみは?」
「カナからプレゼントでもらったんじゃ!」
「そうなの?カナちゃんいいの?」
「いいですよ、今日一日いい子だったので御褒美です!」
そして萌さんは帰っていった。
「本物の親子みたいだ」
俺はそう思った。
「さて、毬ちゃんも家に帰っちゃったことですし、そろそろ私もお風呂に入ってきましょうか」
「あー私も一緒に入るー」
「いいですよー」
いいですよーじゃねぇよ、狭いだろ…
部屋でボケーっとしていると風呂から話し声が聞こえてきた。
「カナって意外と大きいねぇ」
「な、なに言ってるんですか!?」
これは聞いていいものなのか…
「照れちゃってーかわいいー」
「て、照れてません!!」
「ちょっと揉ませてよー」
「へぇ!?」
やべぇ俺のアンダースティックが…やめろ!聞こえてるぞ!
「ひゃっ」
「どれどれーあぁ揉み心地が凄い」
「や、やめてください!…やめないなら私だって!」
「ひゃっ!カナ意外とテクニシャン…そんな…そんなことされたら…」
いやいやいや、聞こえてるよー聞こえてますよー!男子高校生には刺激が強いよー!
「やめませんよーこんなとこだって攻めちゃいますよー」
「そこはらめぇぇぇ」
「ちょっとし、静かにしてもらえませんかね…」
さすがにクレームを入れた。
「はっ!?ま、まさか聞こえてました…」
「ちょっと…ちょっとだけね…だからもっと静かにお風呂に入って欲しいなーと」
「ご、ごめんなさい」
そこから物音ひとつもなく逆に不安になった。
月曜日になり、わらわはいつものように小学校に来ていた。
いつもの朝、いつもの通学路。
いつもの学校に行くと、わらわの席はチョークで落書きされていた。
「な、なんじゃこれは…」




