毬とカナのショッピング!前編
「はるよ、ここが分からんのだが…」
はるは、わらわの友達で物知りだ。
「あーこれかーこれはねー…」
「なるほど!なるほど〜」
「そしてこれをこうするんだよ!」
「おーありがとう、はるよいつも助かっておるぞ!」
そう、はるはいつもわらわを助けてくれるのじゃ。
「わーまた毬とはるがイチャイチャしてるー」
クラスの男が冷やかしてきた。
「そ、そういうのじゃないよ!!」
はるが頬を真っ赤にして答えた。
「そうなのか?」
「そうだよ!」
「わらわはどう思われても構わんぞ?はるとなら…」
「えっ?」
「だからわらわと、はるがそういった関係だと勘違いされても構わんぞ?っていっておるのじゃ!」
するとはるはもっと顔を赤くして答えた。
「だ、ダメだよ…そういうのは…まだはやいよ…」
「そうなのか?」
やっぱり人間はまだよく分からない…
その日はあまり、はると話すこともなかった。
「…ということがあったんじゃが」
お風呂で萌に聞いてみた。
「そりゃいきなりそんなこと言われちゃはるくんだって、照れちゃうよー」
「なにが悪かったのじゃ?」
「なんにも悪いことなんてないよー毬ちゃんが思ったようにすればいいと思うよ」
「そうか、ありがとう!」
萌はわらわにいつも、沢山の助言をくれるから助かっておる。
〜次の日〜
土曜日で学校は休みだった。
「ごめんね!毬ちゃん!今日は私、お仕事だからお留守番できる??」
「できるぞ!わらわにこの家は任せるのじゃ!」
すると萌は何かに閃いた。
「そうだ!」
そしてわらわが連れてこられたのは隣のマンションだった。
「カナちゃん!」
そのカナと呼ばれた女は萌を睨みつけた。
「なんですか?また健人君を襲いにきたんですか?残念ながら健人君は出かけてますよ。」
すると萌は激しく左右に首を振った。
「そ、そうじゃなくて、実は今日だけこの子の面倒を見てほしいんだけど…」
するとカナとやらはコッチを見た。
「か、可愛い…」
「へ?」
「ぜひ!面倒を見させていただきますね!」
「助かるわ!カナちゃん!」
そして、私はカナとやらに部屋に連れ込まれた。
「お腹は空いてませんか?」
わらわを見る目は輝いていた。
「へ、減っておらぬぞ…」
するとお腹がぐぅぅぅっと音を立てた、朝ごはんはまだだった。
「あれあれあれー?お腹空いているじゃないですかー!」
するとカナは興奮気味にエプロンをきてキッチンに行った。
「お腹は減ってないといっておるじゃろ…」
カナは毬に朝食を振る舞った。
「いただくぞ」
「食べて食べてー!」
カナの作る料理はとても美味しかった。
「う、美味すぎるのじゃ!」
「そうでしょーどんどん食べてくださいねぇ!」
あっという間に平らげてしまった。
「美味しかったのじゃ!また食べに来てもいいか?」
「うんうん!いつでもくるといいですよ!」
カナはとっても優しい。
「さて!今日の夕飯などを買いに買い出しに行きましょうか!」
そしてカナとわらわは近くのショッピングモールに来ていた。
「さーて、毬ちゃんはなんか欲しいものなどはありますかねー?こう見えて私はお金だけはあるんですから!」
そうカナは貯金だけは大量にあるのだ。
それも億を超えている、といっても親が残した資産なのだが…
「いやいや、お主に甘えることはできん!」
「どんどん甘えてくださいよー!遠慮はする必要はありませんよー!」
まるで孫とお婆ちゃんのようだ…
一通り店を回ったあと、わらわ達はおもちゃ屋の前を通りかかった。
「あっかわいいな、あれ」
と毬が目を輝かせた先にはクマのぬいぐるみがあった。
「あれが欲しいんですか?じゃあ早速…」
「いらぬ!わらわはいらぬぞ!」
「そんなに遠慮しなくていいですよー」
「ホントに大丈夫じゃ、気持ちだけもらっておく」
するとカナは悲しそうな顔をした。
「そうなんですかぁ…わかりました、じゃあお昼ご飯でも食べに行きましょうか!」
そしてわらわはフードコートとやらに連れてこられた。




