0話、ちょっと前の話
これは、私がまだ栃木に住んでる中学生の時の話
ある日の学校の帰り道
「健人は、どこの高校に行くのー?」
「俺か?俺は千葉の高校に行くんだ」
「千葉…?」
「そう千葉」
「そうなんだ…それじゃ引っ越すの?」
「うん、あっちで一人暮し!」
「じゃあ私とはお別れ?」
「当分は会えなくなるなぁ…」
「そんなのやだよ…」
私は涙が零れてきて、走って健人から離れていった。
「待てよ!遥香!」
家に帰って、健人のことを言った。
「健人…千葉の高校に行くみたい…」
「えっ?じゃあ当分は会えなんじゃ?」
「そうなんだ…」
「あなたはどうするの?遥香」
「私は笑顔で送り出したいな…」
「違うでしょ?」
「えっ?」
「遥香も一緒の高校に行けばいいじゃない、ちょうど行く高校も決まってないんだし」
「でも私に一人暮らしは難しいよ…」
「じゃあみんなでいきましょう」
「みんなで?」
「そう家族で、お父さんも賛成してくれると思うよ」
「でも千葉だよ?」
「そんなこと子どもは一々気にしない!」
「うん!ありがとう」
そして、私たちは千葉に引っ越すことになった。
少しして父さんの新しい勤め先の単身赴任が決まって、アメリカにいってしまい私と母さんの二人暮しになった。
そして、私は今に至る。




