災悪の勇者
箸休めに
むかしむかしのお話です。
あるところに、それはそれは恐ろしい
災悪の魔王がおりました。
生きとし生けるものたちは皆、魔王を恐れ、魔王の厄病にふれながら生活していました。
それはおいといて、とある小さな村に元気なパルヴェーダの少年がおりました。
その少年は村一番のちからもちで、村一番こころやさしい少年でした。
そして、少年の背中にはフォンリーが遣わしたあかしである、聖刻が刻まれていたのです。
村の人々は、少年のことを『勇者』とよびました。
――昔話「災悪の勇者」第一章・一~二頁 (一部省略)
この世界では微妙なニュアンスの違いにより
生物の名称が異なります。
人間はパルヴェーダ
悪魔はメルバット
天使はメルグット
神はフォンリー
メルとは異世界語で性格みたいな感じ。
悪魔は、神が性悪説に基づき作り出した生物
逆に天使は、性善説を基に作り出されたのだ
神はホーリーとオンリーをシンクロ召喚してフォーリーとなったが、
フォーリー自体に映画の生音の意味がある。
異世界人的に神様が雨を降らし、雷を鳴らし、世界を彩っていると考えていて、神様が私たちの生活を生音で豊かにしている事からあながち間違いではない様な・・・
因みに、パルヴェーダは異世界語でパル(後に)とヴェーダ(繁栄する)で後に繁栄した者、移民といった意味




