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最高神の変態がっ!

すいません、何か勘違いしていて日曜の更新、予約しておくの忘れてました、ホントすいません。

「この子は……政宗って感じがしますね。」


「はぁ!?」


いきなりひよこを持ってエディが言い出した。ま、政宗!?


「え、しません?」


「え……ごめん、分かんない。」


感性が不思議すぎる……


「えー、絶対政宗ですよー。あ、幸さんなら分かりますよね!」


「うーん……政宗っていうよりはもしかしたらミツヒデかもしれない……」


真面目な顔で悩み始める幸。


……どうしよう、幸の将来が少し心配だ。


「えー、絶対政宗ですってー!」


「そうかなー……お姉ちゃんはどう思う?」


「……ま、まあ……政宗じゃない……?」


「じゃ、決めました! この子は今から政宗です!」


嬉しそうに政宗(ひよこのぬいぐるみ)を抱きしめるエディ。


……まあ、本人が嬉しそうだしいっか。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆


「ふぅー。」


湯船に入って一息つく。今日は疲れたから一人で入っている。


今日は疲れたし、早く寝ようかな。


そんなことを考えつつ体を洗う。


それにしてもこの体は、自分で言うのも難だが、本当に均整がとれてて、すごくスタイルがいい。なんでこんなにスタイルいいんだろうなぁ……てか、なんで俺銀髪になったんだろ。今まではなんか色々あったり、銀髪で自然な容姿だったりで考えなかったけど、よくよく考えりゃ、性別変わっても髪色は変わらないし……


「呼ばれてないけどジャジャジャジャーン!」


「ひゃっ!?」


派手な演出をしながら最高神登場。


びっくりした……


「な、なんでいきなり来たんだよ……てか、胸見るなよ……」


体を隠しつつ言う。


……変態め。こっちはお前のせいで見られると滅茶苦茶恥ずかしいってのに……


「ちょっとー、変態は酷いんじゃないかなー?」


「心を読むなド変態!」


そして変態と言われてもなお見続けるんじゃない!


「ごめんごめん。で、僕がなんで出てきたか、なんだけどねー、楓ちゃんがなんで自分が銀髪になったか、疑問に思ってたから、答えに来たんだよ。親切だろう?」


「……俺の裸を見に来たのがメイン、って顔に書いてあるぞ。」


実際、書いてある。こいつはホント、ふざけまくりだな……


「はは、ゴメンゴメン。」


「まあいいけどさ……で、なんでなの?」


「んー……それはねー、君達の言葉で言うなら、隔世遺伝、ってヤツだね。」


「隔世遺伝?」


確か……一世代飛び越して遺伝するんだっけ?


「そそ、隔世遺伝。君のお婆ちゃん、実は銀髪だったんだよね。お母さんの方。」


「へぇ……俺が生まれた時にはもう亡くなってたから、知らなかった。」


「まあ、そういうワケで、君は可能性は低いけど、銀髪で生まれてくる可能性があったワケだ。」


「なるほど。」


「で、こっからは神の力の仕組みの話になっちゃうんだけど、TSさせた時って、一回生まれ変わったことになるんだよね。で、生まれ変わるって事は、もう一回、銀髪で生まれるか、黒髪か、っていう計算が行われるワケだ。そこで、たまたま君は銀髪で生まれた、ってこと。」


「なるほどなー……」


「あ、ちなみにこれはホントに僕は関与してないからね。僕が干渉しなきゃそういう計算はホントにランダムだから、そこで引き当てる、ってのは、やっぱりTSする運命なのかもねー。ちなみに20分の一みたいだね。」


やめてくれ……


それにしても、隔世遺伝かぁ……あれ? でも、隔世遺伝って祖父、祖母に二人いなきゃいけないんじゃないっけ?


「あ、それはねー、人間が理解してる遺伝の仕組みは微妙に間違ってるんだ。ここまで正確に理解することは中々ないけどねー。」


「なるほどなぁ……てか、また心を読むんじゃない。」


「ゴメンゴメン。お詫びにこれをあげよう。」


渡されたのは小さな飴玉。


「……何これ?」


「これはねー……舐め始めてから5分間、直矢君と同レベルの身体能力を出せる飴玉。直矢君に押し沖を頼むのもいいけど、楓ちゃん自身がお仕置きしても面白いからねー。使った分だけあげるよ。いくら使っても亡くならないようにしとくね。あ、ちなみにこれはどこに置いてといても呼び出そうと思えばいつでも手の中に飛び込んでくるから。何かあったら使ってみな?」


「マジでか……めっちゃ助かる。」


いくらでも使えるとか……すごすぎる……


「でしょー? こうするとすっごく面白くなると思ってねー。あ、そうだ、お夕飯のお礼にお袋さんにこれあげた方がいいかな? 喜ぶと思うんだけど……」


懐から一枚の写真が出てくる。それには頑張って体を隠そうとしている俺の姿が……


「い、いつの間に……」


「僕は神様だからね。目で見たものを写真として保存することくらい、造作も無いのさ。で、どうしよっかな。お袋さんに渡すべきだと思う? あ、でもお姉さんも料理してるしな……ご飯のお礼なら、お姉さんでもいいし……お姉さんにあげようかな?」


「それは勘弁してくれ……」


俺と姉貴が死んでしまう……(姉貴はテンション上がりすぎて死ぬんだと思う)


「じゃ、お兄さん?」


「なんでそうなる!」


「どっちがいい?」


「だから何故にそうなる!?」


「んー、じゃあ……両方にする?」


「やめようぜそういうの!」


死んじゃうよ俺!?


「ははっ、やっぱ楓ちゃんは見てて面白いなー。」


「……なんだよそれ。」


見世物にされたみたいで気分が悪い。


「ゴメンゴメン。見世物じゃなくて、人間として面白いのさ。まあ、ある意味じゃ見世物ともいえるけどね。こういう、感情が豊かな人を見てるのが楽しいんだ。君の周りにはそういう人間が多いからね。それが君も含め、面白い。いい事だよ。このまま頑張って。ま、ちょくちょく遊びに来るね。じゃ、まーたねー。」


そう言うと、最高神は煙に包まれて消えて行った。


「ああ……」


最高神、やっぱり長く生きている(恐らく)からか、真面目になるとすごく言葉が染みるなぁ……


「あ、それと、君の悲鳴、外に漏れてたよ。でも、話の邪魔になんないように入れないようにしてたから、結構大騒ぎだよ。なんてったって、可愛い妹がお風呂に入ってたら中から悲鳴が聞こえて、しかも中に入れないんだから。あ、ちなみにオプションで、その後に争う物音とかつけといたよー。じゃ、そゆことで!」


「ちょっ!?」


前言撤回。最高神は最高神だ!

今見たら、お気に入り登録数が200に達していました。皆さん本当にありがとうございます。頑張ります。


ちなみに次の更新は5日でーす。

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