表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/92

直矢サイド~結局ベランダでミノムシのようにして寝た。

はぁ……これがあがる頃には僕は学校へ……欝だ……

「で、どうするかな、この状況……」


選択肢としては、


・楓の部屋に楓を連れて行く。


・俺が楓の部屋で寝る。


・一緒に寝る。


……全部無いな。まず、楓の部屋に無断で入るのが駄目だ。一回入ったし、いい気もするけど、やっぱ駄目だ。俺の信念に反する。


で、一緒に寝るってのは論外。ありえない。


「すると……」


廊下で寝るか? いや、邪魔になるか……一晩中起きる……一応楓の警護っていうのもやってるんだ、寝不足でやられたじゃ言い訳にならない。せめて3時間くらいは寝なければ。


じゃあどうするかな……寝なきゃいけないけど、部屋で寝るのは無理、となると……誰かの部屋で寝かせてもらう。

……どうだろう、澄也か勇牙ならいいとは思うが……どうするか……澄也の部屋だと面倒だな……絶対茶化すし。なら勇牙の部屋? ふむ……案としては悪くない、が……昨日会ったばかりの人間に泊めてもらう、というのはどうなんだろうか……


じゃあ、天界の家に戻るか? いや、時間の流れが違うから、下手するとかなり遅くになってしまうかもしれないな……どうしたものか……


考えていると携帯が震えた。……えーと……メールか? えーと、ここをこうして、えーと……ここか? 違うか。えーと……あ、ここだ。で、内容は、と……


『送信者:最高神

タイトル:つ寝袋

本文:これで頑張れ! どうせ、直矢クンのことだからどうするか困ってるんだろー?』


読み終わった瞬間寝袋が俺の前にバサッと落ちる。


……ナイス最高神。死ねとか言って悪かった。


と、考えているとまたメール。


『送信者:最高神

タイトル:P.S.

本文:中に等身大楓ちゃん人形(折りたたみ式)を入れといたから、それで練習しな!』


やっぱ死ね!

宿題が終わらない……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ