勇牙サイド~妹二人の寝顔ツーショット!
宿題なんて……嫌いだ!
「おーい、飯できたぞー。」
楓を起こしに楓の部屋へ。ついでだし、楓の可愛い寝顔も見よう。
「……お?」
幸と楓が一緒に寝てる! これはいい! 妹二人の寝顔のツーショット! これはとりあえず写真に撮って待ち受けにしとこう!
「えーと、携帯は、と……あ、リビングだ。」
仕方ない、取りに行こう。いやー、しかし俺の妹はどうしてこんなに可愛いんだろうな。ホント、寝顔が天使なんだけど!
起こさないように足音を消してリビングへ戻る。
「姉貴ー! 俺の携帯知ってるー?」
見つからないんで聞いてみる。
「え、知らないわよ?」
「え、マジで? どうしようかな……」
「急にどうしたの? 勇牙、あんたあまり携帯いじらないじゃない。」
「や、ちょっと写真撮りたくて。」
「……楓ね?」
姉貴の目が変わる。さすがだぜ。
「いや、楓と幸だ。」
「……どんな状況?」
「二人で寝てる。寝顔超可愛い。」
「……それは撮るしかないわね。」
「だろ?」
「ちょっと待ってね、確か生徒会で使ったカメラが……よし、これでいいわね。容量もある。」
姉貴が鞄から最新のデジカメを出す。さすが生徒会、いい使ってんな。
「……それ、使っていいのか?」
「大丈夫よ、可愛いは正義!」
「……なるほど、じゃあ行こう。」
姉貴と楓の部屋へ。やっぱり可愛い。
「これは……」
姉貴が鼻血をたらす。
「だ、大丈夫か?」
「これは、威力がハンパじゃないわね……行くわよ。」
「おう。」
◇◆◇◆◇◆◇◆
「ふぅ……撮ったわね……」
「だな……」
100枚くらい撮ったと思う。うん、やっぱ可愛い。
「じゃ、起こすか。」
「なんか……もったいない気もするわね……」
「まあ、飯だし。腹減った!」
「……まあいいけどね……」
「おーい、起きろー、楓ー、幸ー!」
「んん……」
いいなぁ勇牙、僕も二人の寝顔のツーショット見たいw




