幸はなんで俺のベッドで寝たりするんだろうか……
寝ました! テンションも回復しました! 宿題なんて知るか!
「たっだいまー!」
兄貴が鍵で扉を開ける。
「お帰りーって、楓も一緒!?」
部屋で本を読んでた姉貴が俺を見て立ち上がる。
「あ、服違うのにしたの? いいじゃない、似合ってるわよ!」
すごい勢いで俺に近付いて抱きついてくる姉貴。なんでそんなテンション高いんだよ……
「うん、エディに選んでもらった。」
「へえ、エディちゃん、いいじゃない! あ、エディちゃんもいいわね! セクシーよ!」
「そうですか? 嬉しいです!」
「そうよ! 楓の服も選んでくれたんでしょ? いいと思うわ、あれ。私としてはもう少し露出が―――」
「それはですねー―――」
二人で盛り上がってる。俺はなんかダルくなって来た……部屋で寝てよっかな……
「お、どした楓?」
兄貴に声をかけられる。
「いや、なんか風邪がぶりかえしてきたっぽくて……部屋で寝てくる。飯できたら起こして。」
「それなら俺が添い寝―――」
「しなくていい。じゃ、寝てくる。」
兄貴は本当に何を考えてるんだか……あーヤバい、タルいなぁ……
「楓、大丈夫か? そのうち多分最高神が来ると思うから、そしたら治してもらえ。」
今度は直矢が話しかけてきた。
「ん、そうする。じゃ、寝てくる……」
「おお、楽にしてろ。」
「んー。」
今度こそ部屋に行った。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「……どうしよっかな……」
幸が俺のベッドで寝てた。前にも幸はたまに俺のベッドで寝てたりすることがあったけど、その時は幸のベッドに運んでやって寝たけど……今の俺じゃ確実に運ぶとか無理だろ。だって、もう皿とかで重いって感じちゃう腕だよ? 幸、軽いけどさ、無理でしょ。
「……直矢を呼ぶか……いや、あいつも結構疲れてたし、飯の手伝いもやるっぽかったしな……うーん……」
困った……あー、でももう眠い、ダルい、駄目だこりゃ、寝る。
今回短くてスイマセンw




