姉貴&幸と風呂だと……俺が色々失っちゃうだろうが!
どうも! 約束通り復活です! え? テストはって? ……ノーコメントです!
「……あんま見るな。」
今、とりあえずバスタオルを持ってきてもらって、それを身体に巻いて隠してる。
……まだ顔が熱い……
「いやー、濡れ濡れの楓ちゃんを見逃すなんて……残念すぎる!」
澄也が言う。
「一回死んで来い。」
「で、何で楓が濡れ濡れだったの? あと、ついでに勇牙が爆睡してる理由も。」
兄貴ついでかよ……
「えーと……何か……最高神とやらが水かけてきた。本人曰くにわか雨。兄貴は何でか知らねえ。」
「「最高神ナイス!」」
姉貴と澄也が叫ぶ。
「誰か、この社会のゴミを処理してくれないかな。」
「ゴミとは何だ、ゴミとは! 僕らは欲望に素直なだけさ!」
「その通りよ!」
「欲望と一緒に崖から落ちろ。てか、寒いから風呂入っていい?」
「いいわよ! 一緒に入りましょう!」
「あ、幸もー!」
「一人で入る!」
「楓、身体の洗い方とか分かるの? 女の子の身体は色々と大変なのよー? だから、光花と幸と一緒に入ってきなさい。」
お袋が援護だと……?
「てか、そんな大変なの? 普通に洗えばいんじゃねーの?」
「いや、それがね、色々あるのよ……まあ、行ってきなさい。」
「いや、ちょっと待て、ちょっと待て? あれだぞ? 何かいい感じに丸め込まれた感じだけど、駄目だよ? この身体で、姉貴と一緒に風呂なんか入ったら駄目だぞ? もう、色々と駄目だぞ? 大体、精神は男なんだから、姉、妹と一緒に風呂とかありえねーし。」
「いやいや、駄目よ、教えないと。だから……」
「お姉ちゃん、行こう!」
「え? ちょ、え、いや、待ってぇぇぇぇ!!」
直矢のヘルプも……
「悪い、これに関しては何もしてやれん。」
「直矢ぁぁぁ!」
◇◆◇◆◇◆◇◆
はい、出てきました。え? サービスシーン? 知るか! 俺はもうな、あれだ! 生きるか死ぬかの激闘をしたんだぞ?! んなもん無いわ! マジで色々なものを失うとこだったんだからな! ちなみに、見てないから! 自分のも姉貴のも幸のも!
「……これは?」
「え? パジャマよ?」
「いや、え? 何で? 何でピンクのパジャマ?」
そう、ピンクの上はボタンで止めるタイプの奴だ。 こういうのって、メンドいんだよな……前開けて羽織るかな。
「幸のだからよ。」
「そう! 幸の! へへー、お揃いー」
幸は俺が渡されたのの色違い(黄色)を着ている。
「……何で俺がこっちなの? 色的には今幸が着てるのの方がマシなんだけど?」
「それはもちろん、こっちの方が似合いそうだからよ。あ、何? それとも、幸が着たのを着たい―――」
「これでいいです。……でも、前キツいんだけど……」
「……幸のが小っちゃいって言うのー?」
むー、と膨れる幸。
え? 実際のとこどうなのかって? ホントは見たんだろって? ……まあ、予想通りって言うか? まあ、そこらへんはご想像にお任せしますよ。
……てか、俺見てない! 視界に入っちゃただけだから! 不可抗力!
「えと……うん。」
「うえー、お姉ちゃん酷いー!」
……だって、他に言葉が見つからなかったんだよ! だって、下手に遠まわしに言っても駄目じゃん? 駄目でしょ?!
「大丈夫よ、これはこれで可愛いから。」
泣きつく幸の肩をガシッと掴み、真面目な顔で言う姉貴。
「で、これ、どうしよ?」
「うーん……やっぱ、直矢君にサイズ調整頼んだら? 楽だし。」
「うーん……」
今、キツくて第二ボタンくらいまで開けなきゃ着れないんだよな……絶対恥ずかしくて動けなくなるって……
と言っても、代わりに頼みに行ってもらうってのもな……変に気まずい……
「……よし、エディにやってもらおう!」
あれが本当なら、女なら大丈夫なはず! 実際、姉貴と幸に見られても問題なかったし! ……違う意味で問題ありまくりだったけど……
「そうねー、耳まで真っ赤になってる楓も可愛かったけど……」
「よし、行こうか!」
姉貴は無視!
あ、ちなみに、風呂は一階にあって、リビングと繋がってる感じだ。
……って、それだと確実に会うじゃん。……どうすっかなー……
「……幸、エディ呼んで来てー。」
「いいよー!」
トテテー、と走っていく幸、もう、何回目か分からんけど、やっぱり俺を抑えてた人物とは……
「さて、二人きりになったところで……」
「もう勘弁してくれって!」
ふー、久々に書くと、スピード落ちてますねw 頑張らないと……




