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何でこんなんで筋肉痛になっちゃうわけ?!

遅くなってすいません、約束破りまくりですね……ホント、すいません……GW、何かめっちゃ忙しくて……本当に、すいません!

その後、やはり兄貴がとんでもない速さで食い尽し、店を出た。


「いやー、食った食った。」


「お前、その体の何処にあんなに入るんだよ……」


「胃袋!」


「……」


「お前の兄貴、本当に食うよな……」


「うん、あれでなんでうちに食料が残ってるのか不思議になってきた……」


「てか、家事をするってことはあんだけ作らなきゃならねえってことか……」


「……頑張れ……」


「おう……」


「さて、これからどこ行くよ?」


「そうだな……どうする?」


「疲れたんだけど……」


俺は色々あってもう疲れた……


「そんな疲れることあったか?」


「……お兄ちゃんみたいににタフじゃない。」


「そうか……んじゃ帰るとしますか。」


「だな。俺もエディの様子とか見に戻らなきゃ駄目だし。」


「エディって誰だ?」


熊さんが聞く。


「俺の天使。」


「あー……了解。まあいいや、じゃあなー」


「おう! あ、そういや明日って部活あったっけ?」


「あるだろ。確か、明々後日(しあさって)は休みだったな。」


「分かった! じゃなー」


「じゃあなー」


「あ、さよならー」


「じゃあな。」


「おう、じゃあな。」


熊さんが来た道を戻っていく。


「さて、帰るとしますか!」


熊さんと逆方向に行く兄貴


「こっちのが近いの?」


「そうなんだよ。家からだと案外近いんだよ。」


来た道を歩いて戻るのは大変だから良かった……


「へー、来た道とどれくらい違うの?」


「えーと……大体4分の3くらいだな。」


なるほど……兄貴、分数できたんだ……


「って、結構遠くない?!」


だって、かなりの速度で走ってたから! 涙目になるくらい速かったから!


「そうか? 走りゃ3分で着くけどな。」


「兄貴、じゃなくてお兄ちゃんが走るの速すぎるだけだから!」


やっぱ難しいな……


「うーん……じゃあ、また抱えてって―――」


「遠慮しとく!」


「……じゃあ、歩こうか。」


「……仕方ないか。」


言って、歩き始める。


この体、めっちゃ体力無いっぽくて、もうすでにめっちゃ疲れてんだけどな……まあ、行けるか。……次の日筋肉痛になりそうな感じが……てか、こんだけで筋肉痛ってどうゆう事?!


「まあ、これくらいの距離なら大丈夫だろ?」


「うーん……微妙。何か、筋肉痛になりそう。」


「マジか……今日、何に筋肉使ったよ……まさか筋力弱化がここまで効くとはな……元々そんなに筋肉無かったのか?」


「別にそんなじゃなかったけどな……これでも、兄貴、じゃなくてお兄ちゃんの通ってた道場に一緒に通ってたし、同学年との喧嘩じゃ負けないくらいの実力はあったし、筋力だって、平均以上くらいはあった。」


つっても、道場は色々あってやめちゃったんだけどな。


「なるほど……筋力弱化、恐るべし……」


「筋力弱化?」


さっきもなんか言ってたよな……


「いや、なんでもない。」


「なら別にいいけど……」


「いやー、しっかし楓は可愛くなったな!」


「……一回死ね。」


「死ぬのは無理だけど、他なら何でもするぜ! 勉強以外なら!」


グッと親指を立て、満面の笑みで言う兄貴、


おそらくこいつ、かなりモテてるぞ……こんなんでも、かなり頼もしいから。あ、そうだ、どんなか今度熊さんに聞いてみよ。


「大丈夫、お兄ちゃんに勉強のことは聞かないから。」


「いや、ホント可愛い! もう何これ! あれだよ! あれ! もうね、あれ! 可愛いんだよ!」


……何こいつ、酔ってる? それにしては足腰はとんでもなくしっかりしてるけどな……


「……酔ってる?」


「いんや? 酔ってねえよ~、最後の料理に酒使われてたけど、少なかったぜ~?」


駄目だこいつ、めっちゃ酔ってる。


「……直矢、最後の料理、そんなに酒入ってたの?」


「……まあ、入ってたには入ってたと思うが、調味料として使うレベルの量だったぜ?」


「ふーん……でも、これ、酔ってるよね?」


「だな。よく考えると、他の料理には全く入ってなかったな。」


「そういや、何でそんなに分かるの?」


「ジジイに五感を鍛えられた。味覚と嗅覚がいいから、大体レシピは当てられる。」


「おお、すごいんだなー。」


「まあな。ジジイ、アホみたいに厳しいんだよ……まあ、ジジイ自体は俺の倍くらい鍛錬してるから文句は言えねえんけどよ……」


「大変だな……ひゃっ!」


いきなり兄貴に抱えられた。


「よし、歩いてんのダルいから、走ってこうぜ!」


「え? っちょ、何言ってんの!? や、駄目だよ!? 走ったら怖いから! ゃあぁぁぁぁ!」


「マジか! 酔っててそのスピードかよ!? おい勇牙! 間違っても酔ってるからって楓のこと落とすなよ!」


「おう! 任しとけ~!」


ヘラヘラ笑いながらとんでもないスピードで走る兄貴、


こ、怖いぃぃ……もうやだ、俺、泣いてもいい?

お知らせです! 感想で、更新速度が遅くなってもいいから長くして欲しいと要望があったので、これからは週1投稿にします! その代わり、1話、2000文字位(今回くらい)は少なくとも書きますんで! 更新速度のことで何かあったら言ってください、なるべく要望どおりにしますので!


……あ、更新速度のこと意外でも何でもいいですから! あの、質問に答えるってやつ、まだ有効なんで!

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