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兄貴ジェットコースターは怖い!

早速投稿、そして短いです。

本当に、長さがバラつきまくって申し訳ないです……

すいません……

投稿間隔を早くすることを重視してやりますので、これからも長さにはバラつきがあるかと……

その分、投稿間隔の約束は頑張って守るつもりですんで!

「ぴったりだよ、さすが神の力ってとこだな。」


本当にぴったり、やっぱ便利すぎるわー


「まあ、そもそもは世界を統治するための力だからな、これくらいできないと。」


「そりゃそうだ、ちょっと話しあるからこっち来てくれない?」


「ん? なんだ?」


(あのさ、兄貴が逃がしてくれたんだけど、姉貴に捕まっちゃったから、手伝ってくれない? 姉貴がついてると、さすがの兄貴も逃がせないと思うし……)


(……まあ、分かった。)


じゃあ、どうやって兄貴に準備OKサインを送ろうか……


考えていたら、上から何か落ちてきた、もちろん兄貴である。そのまま勢いを体を転がして前に流しながら、その勢いを利用して俺へと一直線に走ってくる。

……何、この人……身体能力がおかしいんですけど……

だって、うちの屋根、6メートルくらいあるぜ? 普通、大怪我負うところを、さらっと流しながらそのままとまらずに走っちゃうんだぜ? 日本、人外代表だよ!


真っ先に反応したのは直矢、さりげなく姉貴を邪魔する位置に、いかにも警戒してますよ、といった感じで立っている。


そして兄貴は直矢が邪魔したせいでできたコンマ何秒かの差で俺をさらって行く……


さらい方はもちろん抱えて逃げるわけで……つまり……


「ひゃあ!」


またお姫様抱っこをされるってことだよ……


でもさ、なんかさ、これされると、こう……安心するんだよな……少し! 少しね! 重要だよ!

でも、それ以上に、兄貴の激しい動きが怖いんだよ……ジェットコースターとか乗ったら死ぬ気がする……


「ちょ、怖い、キャアア!」


そのままとんでもない速度で走っていく兄貴、追っ手が来るか気になるけど、それどころじゃないって……


だって……怖いぃ……何で女になっただけでこんなに変わるんだよぉ……


「っと、大丈夫か?」


涼しげな顔で言いながら相変わらずとんでもない速度で道路を疾走していく兄貴……


「大丈夫な訳無いじゃん……怖いよぉぉ……」


兄貴にがっしり抱きつく。

だって、怖いんだよ! 別にこういうの苦手じゃなくても怖いと思うぞ! もう嫌だぁ……


「ごめんなー、もう少し走れば部活仲間の家に着くから、そこで休もうか。」


相変わらずとんでもない速さで走りながら言う兄貴、色々してくれてるし、ありがたいからあまり文句言わないけど、怖いものは怖いんだよ……うう……やばい、涙目になってきた……


「怖いぃぃ……」


「いや、ごめんな、でもこうしないと振り切れないしな……」


なんて話をしてたら、直矢が兄貴より速いスピードで追いついてきた。


「何とか俺が追うってことで納得してもらえたよ、手伝って欲しいんだろ?」


そうなんだけど、今は答える余裕が無いんだよ……怖い……


「ううぅ……」


「……楓、どうしたんだ? すごい怖がってるけど……」


兄貴にはタメ口なんだ……闘ったから?


「何かこのスピードが怖いらしくてな…… これでも遠慮してるのにな……」


嘘だぁ! もし本当で遠慮しなかったら俺は確実に気絶する!


「そうだよな、あんだけ闘えるんだから、抱えてるとはいえ、まだ全然スピード出せるだろ?」


「そうだな。」


お前ら何なんだよぉ……


「うぅぅ……あのさ……後どのくらい……?」


「んー……五分ありゃ着くよ。」


このスピードで五分……近いような遠いような……とにかくこのまま五分とか拷問に近い気がする……


「直矢ぁ……何とかしてぇ……怖いぃぃ……」


こんな時こそスグえもんの出番だよ……本当に怖いよぉ……


「何とかって言われてもな……行き先知らねえし……」


「何とかしてぇ……」


「参ったな……もうちょっとらしいし、頑張れ!」


「うぅぅぅ……」


もう嫌だぁ……

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