表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

突然の出会い

男性の皆さんはある時こう思ったことは無いだろうか、

「彼女(嫁でも可)欲しいなぁ。」

人生の中で少なからず一回は思うはず。その彼女(嫁でも可)は現実でも良いし、架空、要は二次元でも含まれると思う。

皆様、これから始まる物語お付き合い下さい。


それは、いつもの朝の事だった。

「ふぁぁ。眠い・・・。」

毎度お馴染みの台詞を俺、神崎昇(かんざき のぼる)(高校二年生)は開口一番言った。

しかし、ふと感じた事がある。

・・・何かがおかしい。そう、何かがおかしいのだ。

(何か変わった事は無いよな?)

不安になりながらも、俺は周りを見渡した。本棚、机、CDラック、女・・・。・・・女?ハァ?

「何でここに女がいるんだ。お前は一体誰だ?」

見慣れた俺の部屋に、おそらく同世代の黒髪のセミロングのスタイル抜群の女がいた。

「突然驚かして申し訳ありません。私は、貴方の彼女の武井奈央(たけい なお)と申します。これから、同棲しますがよろしくお願い致します。」

そう言って女は、正座をして頭を下げた。俺はベッドから見てたので、正直に言うと、見えた。武井奈央の胸の谷間が見えた。武井奈央は言った。

「私の胸、見てないで触ってみませんか?。初めてですから優しくしてください。」

バレてた。こっそり見たはずなのに。

「って、何で俺の部屋にいるんだ?よく俺の両親にバレなかったな。」

やっと本題を聞いた。武井は意外な顔をして、言った。

「あら、侵入なんかしてません。ちゃんとあなたの両親から許可は貰ってます。嘘と思われるなら聞いてみたらどうですか?」

俺は、急いでリビングにいた両親に事のあらましを聞いた。そして、武井奈央の事を聞いた。そしたら、硬派な父(自営業。)が言った。

「昇にはまだ言って無かったな。実はお前には許嫁がいてな、それが武井奈央さんなんだ。同棲ぐらい別にいいさ。なあ、母さん。」

へー。俺に許嫁がいたんだぁー。ハァァァァァァ?!こんな事、今までアニメやゲームの世界でしか有り得ないと思ってた。父は動揺しまくる俺を、まぁしょうがないよね的な目で見た後、振り向きながら母に言った。

「許嫁と同棲なんて普通よ。奈央ちゃんなんて一人で来たし、初めての土地だから優しくしなさいよ。夜は激しくなりたいと思うけど、優しくしなさい。お父さんなんて私に対して一日中激しかったんだから。」

下ネタをサラリと言いやがった。

「母さん。よしなさい。昇と奈央が恥ずかしがっているではないか。あっ、昇、急がないと遅刻するぞ。」

確かに、急がないと遅刻する。

トーストを加えながら

「行ってきます。」

と一言だけ言って家を出た。

「行ってらっしゃい。帰ったら私と寝ましょう。」

奈央の言葉が聞こえたのはスルーしよう。

急ぐと言っても、徒歩十分の所にあるから別にまだ家に家に居ても良いのだが、いつもの癖で早めに登校している。

すると、俺の背後から危険な気配がしたので身を伏せた。その直後、さっきまで頭があった位置には、ドロップキックをかました奴が通過した。

「オッス、流石 昇だな。」

ポニーテールの女が言った。胸は奈央と比べると少し小さい。しかし、周囲と比べると巨乳だ。

「おはよう。相変わらず朝からハイテンションだな。」

襲ってきた女は、森野陽子(もりの ようこ)。俺の幼稚園からの幼なじみだ。

「べ、別にお前に会いたかった訳じゃないんだからな。」

あっ、こいつツンデレだった。

「何ジロジロ見てるんだ。バ、バカ。モタモタしてると遅刻するぞ。」

「お、おう。そうだな、ともかく急ごう。」

急ぎ足で俺らは校門をくぐった。

教室は少しざわついていた。俺は近くにいたクラスメートに何があったんだと聞いた。すると、

「転入生が来るんや。」

と、ざわついている原因を教えてくれた。一体、誰だ?


次回に続く。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ