ダークナイト撤退!
俺とダークナイトのデュエルが終わった。ダークナイトは地面に片膝をつきながら、俺たちを見上げる。
「クッ……。まさか、このオレがゼクロスデュエルで負けるとは……」
「これが俺の実力だ! リーフのことは、諦めてもらうぜ!」
「グッ……。不本意だが、デュエルで負けたから仕方ない。今回は、その小娘のことは諦める」
ダークナイトは立ち上がると、俺に向き直る。ヤツの顔は見えないが、肌に突き刺さるような視線を感じるぜ。
「貴様は、勝利という名前だったな。今回は、オレの負けだ。だが、次は必ず貴様を倒す!」
「デュエルのリベンジなら、いつでも受けて立つぜ! だが、次も俺が勝たせてもらう!」
俺へのリベンジを誓ったダークナイトは、この場から姿を消してしまった。まるで、瞬間移動したかのようだったぜ。
とりあえず、ダークナイトは退けたな。俺はホッと胸をなでおろす。
「勝利! あなたは、ゼクロスデュエルが強いデュエリストなのね!」
「ああ! 俺はゼクロスの腕には、自信があるからな!」
「もしかしたら、勝利ならシャドーを倒せるかも……」
リーフが俺のもとへ駆け寄ってくる。彼女の顔は、晴れ晴れとしているな。リーフの顔を見ていると、全力でデュエルしたかいがあったぜ。
「なあ、リーフ。アンタにも事情があるようだな。リーフやシャドーのことについて、教えてもらうぜ」
「わかったわ。あなたも無関係ではなくなったから。私が知っていることは、全部話すわ」
「よし。なら、話の続きは俺の家でしよう。また変なヤツが現れたら、困るからな」
俺はリーフを連れて、自宅へ戻ろうとする。だが……。
ぐ~……。
おっと、俺とリーフのお腹が、同時に鳴ったぞ。そういえば、コロッケを買うために、肉屋へ行く途中だったんだ。
俺とリーフは、お互いに顔を見つめ合う。リーフの顔は、リンゴのように真っ赤になっているな。恥ずかしがっているのか。可愛いな。
「なあ、リーフ。アンタは、嫌いな食べ物や食べられないものはあるか?」
「いいえ。特にはないわ」
「そうか! なら、美味いもんをご馳走するぜ! ちょっと寄り道するけど、問題ないよな」
俺はリーフと一緒に、肉屋へ向かう。肉屋のコロッケが、リーフの口に合うと良いな。




