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備えたもので暴れましょう その3

体制を立て直しつつ、引き金を引く。しかし、その弾丸は怪鳥の下腹部を掠るだけで有効打にはならない。図体はデカいのに俊敏な動きをしてくる。


「あの鳴き声は何度もされたら終わりだけど、流石に連発はしてこないかな?」


怪鳥の攻撃パターンの解析に意識を割くと、飛びながら少し身体を震わせている。何か来る!


「ピィガッ!」


「口からなにか吐いてきたっ?! 《疾走》!」


口からバスケットボールくらいの大きさの、茶色の何かが複数豪速球で吐かれる。着弾地点を予想しながら疾走を発動させて、バックステップの要領で避けた。


散弾みたいになってるから、大雑把に避けたら1つは当たってしまうかも。疾走は残り7秒、効果が残っている合間に攻撃を叩き込みたい。


怪鳥は常に上空で飛び続けてるけど、攻撃をする際は少し飛行速度と高度が下がるのは今ので分かった。疾走込みの私なら捉えきれる。


「《貫通》」


「ピガアッ……!」


背中辺りに命中し、ポリゴンの欠片が舞うのが見えた。防御力20%無視の効果もあってか、弾丸が弾かれるということはないみたい。


「次は突進っ……じゃない!」


再度高速で距離を詰めてきたかと思うと、今度はその凶悪な鉤爪を私に向けてきた。怪鳥の足は私のお腹あたりのリーチはある。


跳躍しても怪鳥は飛びながらも体を起こしてるから、恐らく飛び越えられない。疾走は残り2秒だからまだ超加速は効くから取れる手段は……。


「お願いっ!」


「ピガッ?!」


怪鳥が地面に着地していないことを利用して、地面を蹴って前方に転けるように滑る。鋭い鉤爪が空を切る音を僅かに拾いつつ、怪鳥の下を滑り抜けた。


そして、無防備な後ろ姿を捉えて2発叩き込む。背中側に2発当たったけど、余裕がなくて使わなかった貫通無しでも直撃ならダメージはあるみたい。


「ふぅ……でもこんな戦い方してたら疲労状態になっちゃう、《疾走》」


「ピガァァア!」


「怒ると身体に悪いとは思わない?!」


疾走の効果は切れたから再度かけ直す。MPの余裕もそこまでない。アナウンスを信じれば一定時間耐えれば退散してくれるかもしれないけど、今の私じゃ望み薄。


過集中はもう使用は無理だって感覚で分かる。とりあえずは、苛立ったような鳴き声で再度高速で飛び立つ怪鳥の考察を必死に考える。


目潰しは無理、目立った弱点はなし、腹は何となく硬そう。となると……羽根の付け根? そうこう考えていると、少し離れたところに埋まっていた岩を掴んだ。


高度をそこそこ下げてまた落としてくる……いやアレは鉤爪で空中で砕いた!


「砕石弾っ……ぅぐっ」


反応が遅れたのとそこそこ大きな岩だから、大小全部の砕石を避けることは叶わない。大きいのは避けたけど幾つかは当たってしまう。


HPは今ので半分持っていかれた。次に攻撃を食らったらどんな攻撃でも死だろう。戦況は未だ私が不利のまま、疾走の効果だけが切れていった。

読んで頂きありがとうございます。設定ガバと作者の記憶喪失によるポカミスは順次直しているので申し訳ありません。また、よろしければ評価などお願いします。


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