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美少女モンクにTS転生した俺はとにかく殴る!たまに蹴る!〜底辺の脳筋ジョブと言われたが筋肉を極め知識チートで無双する〜  作者: 大木げん
第四部 美少女モンクと大魔王

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間話 盾の紳士の成り上がり

吾輩(わがはい)は盾である。名前はまだない。ここがどこかとんと見当がつかぬ。何でも真っ白な部屋のようなところで理想の幼女に出会って驚いていた事だけは記憶している。

 


 ……いや、そういえば吾輩、名前はございました。


 現在では奇御魂(くしみたま)の盾を名乗っておりますが、······吾輩の名前は何でしたでしょうか?


 ああ、皆様におかれましてはこの様な語り口は不慣れで御座いましたでしょうか? 実は、『吾輩』という一人称もこの喋り方も生来のものではございません。


 明治の文豪と少女マンガに出てくる執事に憧れて、ロールプレイを千年続けておりましたら、すっかりとこの様な喋り方が染み付いてしまいました。


 元々は、「名前ば思い出さん。頭ん毛のうずくごたる(名前を思い出せない! いらいらする)」といった感じで話しておりましたが、もう殆ど忘れてしまいましたね。


 なにせ千年でございますからね。たまにふとした拍子に方言が出てくると嬉しくなる事もございます。


 ・

 ・

 ・


 あまりにも長すぎる一人語りのため

 〜中略〜


 ・

 ・

 ・

 

 と、いう事がございまして雷にうたれて死んでしまったのでございます。


 そしてついに運命の出会いを果たしました。


 白い部屋で、着物姿の可愛らしい理想の幼女(どストライクのおなご)と出会ったのです。相手は神を名乗っておいでですので、きっとかなりの歳月をお過ごしの方でしょう。


 つまりこれは『合法ロリ』というやつです。

 吾輩は歓喜いたしました。


 誰はばかることなく、私の女神様に私の全てをかけて愛をささやき、男らしさをアピールし、全力をもって求婚致しました。

 

 そうしましたら、「お主を生物として世に放つのは危険じゃ」などと仰って、女神様は私を無機物である盾にしてしまわれたのです。


 その程度では私の愛は冷めませんから、今でも理想の幼女(どストライクのおなご)の事は愛しておりますよ? また私の夢まくらに立ってくださらないかと、毎日心待ちにしております。


 と、これが私の盾生の始まりでして……

 

 〜〜中略〜〜

 

 ……目が覚めたら、変なイケオジ? おっさん馬に洗脳? 支配? されてしまっておりましたところを、現世での運命の出会いとも言えるお嬢様(シーラ)のあまりにも神々しいお姿を一目見たことで、見事にイケオジ馬から解放されたのでございます。


 お嬢様が属していらっしゃるメンバーの殆どの方は、昔々に見た映画『ハリ○・ポタァ○シリーズ』の悪役集団の暴言風に例えるならば、俗にまみれた『穢れた乳(けがれたち)』の持ち主の方々でしたので、困ったもので御座いました。


 ですがお一人、成人済みと見受けられるお顔立ちながら、大変素晴らしい、純粋さを失っておられない『尊い乳(てぇてぇち)』の持ち主の方も、いらっしゃいましたね。


 今後の吾輩の盾生はお二人のお嬢様方の為に命懸けで尽くさせていただくとしましょう。


 是非とも吾輩の得意技である『魂力強奪(ソウルスティール)』と『絶壁愛(バリア)』をお役立てください。


 今後も吾輩は、異世界の中心で愛を叫びます。


 いつか理想の幼女(どストライクのおなご)である女神様にもこの想いが届きますように……

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