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超ショートショートはじめました  作者: あき伽耶


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雪和尚

出されたお題は「雪和尚」です。

挿絵(By みてみん)

 人間がこんな廃寺に何の用よ? え、推し活で雪和尚に会いに来た? は~、令和だねえ、あいつもすっかり有名妖怪だ。あいつは……相変わらずだよ。悪いけど今はいない。その、昨夜から出かけてて、ま、まだ帰らないのさ。あたし? 雪女だよ。あいつの女房さ。

 何を隠そうあいつを雪和尚(妖怪)にしたのはあたしさ。都で評判の色男が出家して山寺にいるっていうから、吹雪の晩に行ってみたら、寒さ故か事切れてて。このあたしが震えるほどイイ男だったから、息をかけて妖怪の生を与えて、妖艶な雪和尚にしてやったのさ。

「お雪は私の運命の人だ」って。ウフフ、も~そうなったら、そうなるしかないでしょ?

 あんたも知っての通り、俗世では光る君なんて呼ばれた男だ。暫くして、よく出かけるなと思って尾けたら、雪の女王とヨロシクやってたのよ!

 その後反省したのか、「彼女とは別れた。やはり私が一番愛している女はお雪だよ」と耳元で囁かれちゃったら……ねえ。

 けど最近、ジェンダーフリーってやつ? あたしに復縁を迫っていた雪男とあいつが、なんとできちゃって……。

 でもやっぱりあいつとは夫婦でいたい。

 え、わだかまり? そりゃあるけど、仕方ないよ。

 なにしろあたしら、溶けたら困るから。





今回は落語風の言葉オチでした(#^^#)

光源氏推しの方すんませ~ん(;^ω^)


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― 新着の感想 ―
雪が吹きすさぶ、廃寺を舞台に語られていく過去と現在が、雪和尚という言葉とラストとともに、印象的でした。読ませていただき、ありがとうございます。
令和感満載のお話でした。光る君、流石です! 落語の落とし方が見事でしたし、雪女さん度量が広いというか「さすが」と思ってしまいます。いろいろあるんですねぇ〜。
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