狂い出す日常
NOside
また変わりのないあさが来た
また変わりのない一日が始まる。
そう思っていた。………あの時までは………。
だが、このときの俺は知る由もない……
アルドside
カーテンから差し込むまばゆい光に起こされて
嫌々ながらも俺は起きる。
カーテンを開けて少し日光浴をしてから朝食を
とるために食堂に向かう。
本来ならあまりお腹は空いていないし、
別に朝ご飯くらい食べなくてもいいのだが
レイに怒られるからな……。
レイに怒られた日からまともに食べるようになった
………………まともと言っても少しだけど。
動くのもめんどくさかったため俺はテレポートを使い
食堂に向かった。
食堂の扉を開けるとそこに広がっていたのは
ティアラが泣いていて
サクラがオロオロしている姿だった
え?なにがあった??
「なぁ。サクラ、ティアラ。何があったんだ…?」
そう言うとティアラがサクラの声を遮っていう。
「あのねぇ♡さくらちゃんがぁ♡
カッターでぇ♡切ってきたのぉ♡」
そう言って見せてくるのはカッターで切られたらしい
場所。え?そんな小さいの傷って言うの?
は?無理無理無理…………きっしょ………
あとサクラならカッターなんて優しいもんは使わんし
何なら腕ごと切り落とす(((え?しないよ?byサクラ
とりあえず………嘘だな。でもこいつがな…
よし決めた、そして俺はサクラに意思疎通を使う
『サクラ聞こえてるか?』
『聞こえてる〜。』
『何があった?』
『なんかあいつがいきなり私のことをウザイとか
言ってきて消してやるって自分の腕を切った〜。』
やっぱりか………予想はしていたがな。
サクラがそんな事するわけないし。
『とりあえず俺はティアラの味方のフリするから
俺がひどいこと言ったらめちゃくちゃ驚いてくれ』
『………www了解ww………』
「そうなのか!?おいサクラ、なんてことするんだ!
………………………………………………w」
やっべ笑っちった☆まあ気づかれてなさそう。
「え?わ、私はやってないよっ……!」
サクラめちゃくちゃ演技上手いな。見習おう。
サクラがあんな必死になってるの始めてみたw
まあ全部演技だけども。
そんな言葉をすべて飲み込んで俺はさらに
ティアラの味方についたふりをする
「サクラ、この事は会議で言わせてもらうからな」
「だっ…だからっ!私はやってないっ!」
やばwwwおもろwww
「言い訳はいらない。
[皆、至急会議室に集まって欲しい]」
「ティアラ、先言っててくれ。気をつけてね。」
「ありがとねぇ♡」
ガチャッバタン
「「………………」」
「「wwwwwwwww」」
「めちゃくちゃ簡単に騙されてくれたなww」
「ほんとに〜wwってかwアルドwww
さっき笑ってたでしょ〜www」
「wwあれは笑うってまじで…w
とりあえず会議室に行きますか〜www
あ、それともうレイたちにはティアラの味方の
フリするwwように言っといたからw」
「了解w」
「「じゃあ向かいますかww」」