消えた仲間
アルドside
、、、カーテンから差し込んだ光で目を覚ます。
今日はやけに城が騒がしい気がする。
まあいいか。とりあえず食堂に、、、
そう思いベットから起き上がった瞬間。
バァンッッッ
と、音がして、扉が開いた。
「またお前か、、ソラ、もっと扉は静かに____」
「アルド!サクラが行方不明になった!」
「は?」
________________________
________________________
俺らは小走りで会議室に向かう。
「にしてもどういうことだ?
サクラが行方不明になったなんて、、、」
「朝起きたら、いなかったんだ。」
「街に降りた可能性は?」
「サクラなら誰かに言うか、手紙か何かを残す。
けど、それもなかったし、財布も部屋にあった。」
「街に降りた可能性はないに等しいか、、、」
じゃあ、一体どこに、、、?
「ごめん、遅れた」
「いや、大丈夫、サクラが行方不明なのは知ってる?」
「さっきソラから聞いた」
「了解、じゃあ話をしようか。」
________________________
________________________
「何か手掛かりになるようなものは?」
「それが、、ないんだ、一つも。」
「手掛かりなしか、、、」
だってサクラの祖国はもう潰したはずだしな、、、
あそこにいた人が逃げた形跡はなかった。
おそらく全滅させただろう。なのになぜ、、、?
「あ、」
「どうしたアルド、?」
「いや、一つ心当たりがある」
「なに?」
「ほら、サクラって万賢妖精だろ?」
「あ、そうだったね」
「サクラの本当の出身地はこの前潰した国じゃない。」
「え?でも、、、」
「あそこで育っただけだよ、あいつは。」
「あいつの故郷は他にあるんだが、、、」
「だが?」
「数十年前に滅ぼされてるんだよ、桜の出身地。」