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少年少女異世界創造録〜世界を創る彼らにヒカリを〜  作者: 赤い天使
第三章 自然の超越者
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戦争と明らかになるサクラの過去2

アルドside










タッタッタッ





ところどころに瓦礫が落ちている城の中を走って

総統室を探す。敵兵を殺す。



あたりに血が飛び散るが気にしない気にしない。


総統室を見つけたらサクラを総統室にテレポートさせて、

サクラが総統、、、いや、サクラの親を殺す。


サクラが自分で殺したいと言っていたからな。

その願いは叶えてやらなくちゃな。



サクラの親とは言っても、本当に産んだだけ。

そのあとは乳母に任せっきりで特に何も教えられてこなかった。


乳母も乳母で、サクラを放置していたらしい。

まあ、一家、?この国か。

この国じたいが腐りきっている。




さっさと終わらせて、クリスタル王国に帰ろう。




少し体力が削られて、もう少ししたら休憩を

しようと思った時。






ようやく、総統室を見つけた。




俺は思いっきり扉を開けて、中を確認する。



そこには。



「っ、、、、、あ、、」








サクラが総統に首を絞められていた。



「っ、、、!【ウィンドカッター】!!」




俺は総統に向けて魔法を放つ。


だけど、あっさりと避けられてしまった。

けど、これでいい。


俺はこっそりとサクラに魔力を渡して、傷を回復させる。

これでもう大丈夫だろう。



「貴様、、!何者だ!」





「何者、、な、、俺はアルド=カノーヴァ。




お前らにとって敵である国の総統。お前を殺しにきた。」




「チッ、。出来損ないを先に始末しようと思ったが、、

お前を先に殺してやる!!!」




ああ。本当に_________







「馬鹿だなぁ。」






そいつは後ろに回るサクラに気づかずに、俺に剣を振り下ろす。



俺は特に何もせずに棒立ちをする。


俺に剣が届く、その瞬間に_________






ゴトッ




と、音がして、そいつの首が床に落ちた。


それに比例して、そいつの体も地面に倒れる。



「おつかれさま、サクラ。」


「やっとこいつ、殺すことができたよ。」



「、、、本当に、お疲れ様。帰ろうか。」


「そうだね、帰ろうか!」







俺らは歓声と絶望の声が入り混じるその中を

通って、俺はクリスタル王国に帰った。







本当に、今でも思う。





これで、全てのことが終わればよかったのにな。



そのときの俺らはそれで終わりだと思っていた。




だから、油断していた。もう、大丈夫だろうと。


おかしな話だよな。

そもそも、こんな小さな国なんかが、

クリスタル王国という大国に喧嘩をふっかけてくるなんて

思い返せば、そこから違和感はあった。




けど、その時の俺らは、戦争が終わったという達成感と、

今回の戦争でも、誰も死んでいないという喜びに浸っていて

その違和感には気づくことはなかった。



だから、、、、、、あんな、大変なことになったんだ。

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