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in地獄

アルドside





ゲートに入ったあと、視界が歪んで周りの景色が一転した。


先程まで緑の大地が広がっていたが今眼前に広がるのは。





………………マグマの海である。


あっつい……………



そう思っていたのは俺だけではなく、ライト達も熱いようで

自分たちで氷を作り出している。



ただしすぐに溶けるがな。


「ねぇアルド。本当にここにレイがいるの?」


とジュリが言う。まあそう思うのも無理はないか。


「嗚呼。ここにレイの魔力反応があるのはたしかだ。」


この世界に来てからレイの魔力があるのがわかった。



「じゃ………………何処にいるんだ………?」



「おそらく……………」


俺は明後日の方向を指差す。



「あっちのほうだろうな。」


俺がそう言うとクロウは、


「あっちって………溶岩湖の上にある城みたいなやつか?」


「嗚呼。あそこはレイの生まれ故郷だしな。」



「「「「え」」」」


「ん?知らなかったのか?」


「いやいや…………わかるわけないよ………………」


「?だって悪魔は地獄でしか生まれないぞ?」


「いやそれは知ってるけどさ。



あのー…………城がレイの生まれ故郷ってのがね。」


ああ。そういうことか。


「城の中に町があるんだよ。

何もあれは王族だけが住む所じゃない。


地獄の環境は過酷だからな。


勿論敵も多い。死ぬ確率も高い。


だから城壁を作ってその中に庶民たちも入れたんだ。


そのほうが何個も壁を作るより効率いいからな。」


皆も納得したようなので

溶岩湖をどうやって渡るか相談した。


「ここって橋とかかけられる?」


「無理だな。燃え尽きる。溶岩の上では石も溶けるしな。」


「だめか…………」


「じゃあ………飛んでわたるとか?」


「地獄では魔法が使いづらい。


一度俺もわたるために飛ぼうとしたが落ちかけた。」


「魔力操作が得意なアルドでもそうなるってことは

私たちは確実に溶岩は真っ逆さまだね……………。」


「あれ?そういえばさ。」


「どうかしたか?ライト。」


「いやさ。

アルドって一回あそこに行ったことあるんだよな?」


「?あるが…………………それがどうかしたのか?」


「テレポートで渡るのはどうなんだ?」


「あー…………たしかに。それならいけるかもな。」


一度行ったところには俺はテレポートできるしな。


やっぱりテレポート便利すぎる。


「じゃあ………その作戦で行きますか。」


「よし、皆。俺の手をしっかり握っておいてくれ。


途中で離したりすると溶岩に真っ逆さまだからな。」


「「「「了解。」」」」


「【テレポート】」


シュンッ

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