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少年少女異世界創造録〜世界を創る彼らにヒカリを〜  作者: 赤い天使
第一章創造者と破壊者
29/70

お前らは俺を殺す気か(((死んでも生き返るから大丈夫だろbyアルド以外全員

アルドside



とうとう模擬戦の時間がやってきてしまった。


やれることは全てやったと思うしあとはもう運次第かな。


俺が作った世界の中に入ると

俺以外の人はもう全員集まっていた。


待たせちゃったか………。申し訳ないな。


ちなみに今回審判はいないので最初の合図は機会がする。

俺が模擬戦の合図用に作った機械だ。活用されてて嬉しい。





ピピピピッ



開始の合図がなる。最初は動かないでおこうかな。

そう思ったのもつかの間、いきなりレイが攻撃をしてきた。


「うおっ」


 多少驚いたもののバク転でナイフ避ける。

危なかった。そう思うと今度は殺気を感じた。

咄嗟に危ないと思った俺は高く飛び上がる。


ドスッと鈍い音がして俺が先程までいたところに斧があった


………………少しでも判断が遅かったらやばかったな。

一人ずつ脱落させていきたいところだが

固まっていて非常に殺しづらい。これも戦術の一つだろう。

 最初は単独攻撃をしてきたところを殺ろうと思っていたが

俺の考えを読まれていたみたいだ。


 最低でも二人でまとまっている。なら一度に2人ぐらいは

もっていけるぐらいの魔法を撃たないとな。



そう思いながら地面に着地する。

その瞬間ナイフと銃の弾が飛んでくる。怖いて。

殺す気満々じゃん。まあそうしないとダメなんだけど。


俺はそれらを全て大鎌で叩き落とす。

叩き落としたせいであたりに土埃がたつ。

それで視界が悪いのを利用して

いろんな方向から氷だの炎だの魔法が飛んでくる。


「おー怖い怖い。」


まるで相手を煽るような発言をする。

しかし、俺の挑発には誰も乗らなかった。悲しいね。


あわよくば怒りで突っ込んでくると思ったんだがな。


そう思いながら次の作戦に移ろうとする。が………



ソラとカイとリクが能力を使った。


やっべ。あの三人は兄弟で、あの三人で手を繋ぐことにより

発動する強力な特殊能力が存在する。



   「「「兄弟の絆」」」   




それが発動した瞬間俺に向けて氷や水魔法が飛んでくる。


俺はよけようとするも大量の魔法であるため

避けるのを断念してシールドを張った。


しばらくして魔法が止んだ。ふぅ………一先ずは耐えたな。


まだ油断はできないし何よりも人数差がひどい。


だから俺はあいつに頼ることにした。

これが俺が元から考えていた作戦。


俺は深呼吸を一つして唱える。


「【アオ具現化】」


「「「「え」」」」


敵の方から驚きの声が聞こえる。

 


それはそうだろうなww。

だって俺の記憶を見た彼奴等なら分かるはず。



アオは実体を持たない。殺されたからだ。



だから今まで俺と交代するしかアオが表に出ることはない。


それが今…………ここにいる。

こみ上げてくる笑いをこらえながら俺は言う。



「なあ………俺の能力忘れたのか?創造者。


俺はできると思ったことならなんでもできるんだよ?」


「「「「あ」」」」


まあこれで俺の勝ちかな。だって………


俺とアオは一心同体。二人で一つ。最強で最狂で最恐。


これは絶対に揺らぐことはない。


アオが実体を持てるかは賭けだったが……成功してよかった。


だが俺は油断せずに大鎌を構えなおす。油断は禁物だからな


そうこうしているうちにライトの神の裁きの

チャージが溜まったようであの構えをしていた。

俺は結界を張ることもせずに突っ立っている。


そして神の裁きが放たれる。



「神の裁き!」



普通ならあれにあたったら消し飛ぶな。


そんなことは気にせずにアオが手を前に出す。


あともう少しで攻撃が当たる…………が



「【破壊者】」



 アオの能力によりいとも簡単に神の裁きが破壊された。

さすがアオだな。あの程度なら簡単に壊せる。


ライトは口をぽかんと開けて固まっている。

まあそうだろうな。自分のできる最大の攻撃だもんな。


そして俺はそれをいいことにライトを脱落させる。


ライトは慌てて結界を張ったがあれくらいなら叩き割れる。


これで九対二。ある程度楽になった。

何よりライトを脱落させる事が出来たのがでかい。


まあとりあえず俺も能力使うか。


「【創造者 武器生成✕千 生成場所:空中 敵の上】」



そうアルドが言った途端空中に槍が大量に生成される。


「【落ちろ】」 


アルドが有言実行で命令した。

その途端槍がレイたちに向かって放たれる。


この攻撃によりソラ、カイ、リクが脱落した。


やっぱりレイたちは生き残ったか………。


………まあだって俺の攻撃は良く見てるもんな。

にしても他の人達も剣で弾いたり壊したりしていた。

………………あれ結構頑丈なやつなんだけどな。

しかも今回のいつもより二倍の強度にしたのに壊すって………

化け物かな?あ、そういや人外だったわ。


そんな事を考えているうちにレイたちが攻撃をしてくる。

俺は創造者で軌道を捻じ曲げたり削除したり。

アオは破壊者で魔法そのものを破壊。


そして魔法を全て対処し切るとレイが剣を振るう。

俺はそれを大鎌で受け止める。


「アオ!」


「了解!【武器破壊】」


バキイッ


アオの能力はこの世界に存在するもの全てを破壊できる。

本当に便利な能力だな。


しかし…………そろそろ決着をつけたいな。あれを使うか。


俺はレイを魔法で吹き飛ばし距離を取らせる。


アオと手を繋ぐ。俺とアオは深呼吸をして言う。


「「ここに集いたる二人の能力

全てを破壊し全てを作り変える能力はここに集い

二人の神として誕生する…………


能力解放………【創造神】/【破壊神】」」


詠唱を唱え終わると俺等の魔力が2倍以上になった。

これを使うのは久しぶりだからやりすぎないようにしないと

この世界ごと下手したら消えるからな。


俺とアオは手を繋いだまま魔法を使う。


「【氷斬撃】」「【炎斬撃】」



ゴオォォォッと音がして周りが焼き尽くされる。


パキィィィンッと音がして周りが凍りつく。


そして全員脱落した。



模擬戦終了後。



「アルド強すぎ。」


そうレイが文句を言ってくる。


「いやいやアオがいたからだって。

………もしいなかったら確実に負けていたよ。」


これはそう。だって本当にアオがいなければ負けていた。

俺は神の裁きを直感で

消したりできないと認識してしまったからな。


その時点で俺は神の裁きを消すことはできない。


できないと思えばそれが現実になってしまうから。


まあそんなこんなで模擬戦は幕を閉じた。



模擬戦も終わったことだし………………ついに戦争だ。

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