訪問者そしてアルドの死の真実
レイside
アルドが死んでからしばらく経って私達は仕事をしていた
………ずっと落ち込んでいるわけにもいかない。
アルドが命をかけて守ってくれたんだ。
せめて…………アルドが造った国は守らないと。
そう思い仕事に取り掛かった最中。侵入者が来たらしい
今回の侵入者は魔力探知によると総統室にいるらしい
魔力反応だと6人くらい…?総統室についた。
開けるか。顔を見合わせる。皆武器構えたな。
ガチャッ
「動くな!」
「わー!?え…ちょっと待って!敵じゃない!敵じゃない!」
「ほんとに待って!」
「えぇ…」
………………カイ達がドン引きするなんてよっぽどだな。
「まずは名前を言ってもらおうか?」
そうジュリが脅す。怖いて。
「わかった!えーと右から水の神 炎の神 氷の神
植物神 光の神 闇の神だよ!」
「神様…………?は……?」
サクラめちゃくちゃ混乱してる。
「もし本当に神様だというのなら…何故ここに?」
チャキ
(銃を向ける)
ソラ。笑顔が怖いよ。うん……。
「えーっとね…その…
君等の総統…アルド…………死んじゃったじゃん?」
「「「っ!」」」
「それさ…
死んだの
僕らのせいなんだよね…」
「「「ゑ…………/は………」」」
「ど、ど、ど…どういうことですか?」
「れ、れ、レイ。おおおおお落ち着け。」
「サクラが落ち着いて?いや二人共か。」
落ち着いて
「で…?どういうことですか?」
「それがさ…
多分アルドはこちらに言ってないと思うけど
一度あの子何らかの手違いで天界に来ているんだよね。」
「ゑ…」
「マジカ…」
あいつ抱え込むなって言ってその次の日には約束破るのかよ
「で、それだけならいいんだけどさ
その時僕らなにかの呪いにかかってたみたいで
アルドに攻撃しちゃってさ…
その時にさ
【神々の怒り】
っていう呪いの最上級の魔法をアルドに
当てちゃったんだよね…」
「呪い……」
「その神々の呪いは
2週間で魔力障害
3週間で痛覚がなくなり
一ヶ月かそれくらいで…」
「暴走化して…」
「周りの人たちごと道連れにしてしまう呪いなんだ。」
植物神が話し出す
「だから…
多分アルドは…
君等を蘇生して死んだんだと思う。」
「そんな……」
だからなんで約束すぐに破るんだよあいつは。
「だからさ
アルドを生き返らせようと思うんだ。」
「本当に!?」
「うん。」
「もともとは僕らのせいでアルドは死ぬことになったから」
「ただ…アルドの記憶はないんだよ」
「それでもいい?」
「記憶は取り戻せるのか?」
「君等次第では戻せるよ〜」
みんながこちらを見る。だけど返事は一つしかない。
「なら
アルドを蘇生してくれ」
絶対に記憶を取り戻す…!
「「「わかった」」」
ポンッ
「え…?どこ…?ここ…?」
本当にアルドじゃん。生きててよかった…。
いや一回死んでるか……。
「アルドだぁ…ってかコレ何歳?」
「前と同じだよ。」
と神様が答える。
「ならいい。………いやよくはないか。」
「リリス、同盟国に連絡してくれ
アルドの記憶を取り戻すぞ」
「「「了解」」」