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少年少女異世界創造録〜世界を創る彼らにヒカリを〜  作者: 赤い天使
第一章創造者と破壊者
10/70

狂った日常そして模擬戦

アルドside



夜が明けて朝が来た………日の光が眩しい。


昨日は確か…………サクラがティアラに濡れ衣を

着せられたんだったっけ………


二人を隔離したは良いものの…次にどう出るかな。

とりあえずは朝食を取るために食堂に向かう





食堂について扉を開けるとティアラが泣いていた


え?なぜ?



「え…?ティアラ、どうしたんだ?」


「昨日ねぇ♡会議がねぇ♡終わったあとにぃ♡

サクラちゃんにぃ♡蹴られたりしたのぉ♡」


は?こいつ何言ってんの?2人隔離したってばよ。


「それはないはずだ。会議したあとにしばらく

話し合っていたしな。それに………君たち二人は

隔離しているんだから蹴られるようなことはない。」


「でもぉ♡いきなりぃ♡部屋にぃ♡きてぇ♡

私をぉ♡蹴ってきたのぉ♡」


「サクラはテレポートできないはずだが?」


「知らないよぉ♡いきなりぃ♡部屋にぃ♡

いてぇ♡蹴ってきたのぉ♡」


正直に言って話すのもめんどくさくなってきた

隔離してるしテレポートできないって言ってんだろ。

………………殺していいかなこいつ。



そう思っていたさなかにレイがやってきた


「あれ…。アルド。もう起きてたんだ。

それとなんでティアラが泣いてるか知らないけど…


オダマキ国から宣戦布告が届いたよ。」


「ちなみに戦争はいつだ?」


「それも含めてあとから話すから会議室に来て。」


「了解。」






in会議室




「………全員揃ったかな。全員これを見て。」


レイがそういい俺等に宣戦布告の手紙とバラを見せる


ちなみにバラを手紙に添えるのは

バラには棘があるためである。

赤色なのは血を表現しているらしい


そして再びレイが話し出す


「………言わなくてもわかるよね。宣戦布告。

相手はオダマキ国。奴隷の人間や人外を使って

国力を上げたらしい。そして国民や幹部、奴隷には

反抗できないように爆弾が埋め込まれてるらしい。」


うわぁ……思った以上にえげつないことしてんな………


「ちなみに戦争は1週間後。」


「え?」


「1週間後。」


本来、宣戦布告をしたとしても戦争までには

だいたい一ヶ月〜三ヶ月くらいの猶予がある。

なぜなら情報収集をしたり武器を整えたりする時間が

両者とも必要だからである。

それなのに1週間後ということは

もう相手は情報収集を終えて武器まで

用意してあるということだろう。


「………至急国民に1週間後戦争があると伝えてくれ

そして同盟国に直ちに連絡。武器の手配もしてくれ」


「「「「了解」」」」


俺等は一斉に行動し始める。

レイは相手の情報をハッキングして収集。

俺は武器の手配と戦争の通告。

ソラとカイとリクは一般兵士を鍛えにいった




しばらくして武器の手配と戦争の通告が終わったので

訓練をレイとすることになった


「アルド。アオと交代できる?」


「なるほどな。今回はアオとやるのか?」


「うん。アオの方が動きに慣れていないから。

そっちのほうが訓練になる。」


「了解ー。アオ。交代だ。」


俺は目を瞑る。



髪の毛が綺麗な赤色からゆっくりと青色に変化する。



次に目を開けたときには。



いつもの赤と青のオッドアイの瞳が反転していた



「………………………あ、レイじゃんおひさ〜。

ちなみにこっちでは何日くらい経った?」


「だいたい………十五日くらい。

話はアルドから聞いてる?模擬戦をしたい。」


「聞いてる。で……能力ありの模擬戦か

能力なしの方かどっちでやるんだ?」


「最初は能力なしで、次は能力ありでやろう。」


「了解。」


俺とレイは愛用の武器を取り出す


ちなみに俺の武器は長剣だ。アカみたいに

大鎌をぶん回すなんてことはできない。

まあ俺も長剣振り回すから人のこと言えないか…。



俺は試合開始の合図を言ってくれる機械をセットし 

武器を構える



あたりにピピッと機械の音が鳴り。


「On Your Mark………Lady………Fight!」



その声と同時に俺等は走り出す。


レイが大剣を振りかぶり俺に思いっきり振り落とす。



俺は普通に避けたものの。


俺が先程までいた地面はえぐれていた。


威力やばぁ………。え?だってここ訓練場だから

地面とかも結構頑丈にしてるんだよ??

それを??能力や魔法なしの一撃で??

地面えぐるってやばすぎだろ。あたったら死ぬなあれ


まあ………模擬戦とはいえ目の前にいるのは殺すべき

敵と認識しなければいけないしな。

殺す気でかかってくるのはいつものことだし。

殺す気でかかってこないと殺されるかもしれないしな


さて………どうするかな。

そう考えている間にもレイの攻撃は飛んでくるし。

まじでどんどん早くなってきてね??

ちょっとやばくなってきたので大剣を

長剣で受け止めて弾き返して距離を取らせる


うーん…………ここからどうしようか。


そう考えているとレイがこちらに突っ込んでくる。

俺はそれをいいことにレイの腕を掴んで場外に投げた


「っし………俺の勝ちだよ。レイ。」


「………………また負けた。次は能力ありでやる。」


「いいけどどうせ瞬殺でしょ?」


俺がこうやって自慢げに言うのにも理由がある。

なぜなら前回はレイの能力である能力無効化を破壊し

肉体を一部(手足の一部)破壊して終わったからな。


「少なくとも瞬殺にはならないよ。………多分。」


「………ふーん。まあいいか。戦ってみればいい話。」


俺等は再び距離を取り武器を構える


機械の音声が響いて俺等はほぼ同時に能力を使う


「【破壊】」「【無効化】」


同時に能力を使った場合は魔力が多いほうが勝つ。


つまり………俺の魔力はアカと比べて少ないし、

レイと比べても少し劣る。

だから破壊は無効化されたみたいだ。


くっそ…………訓練して魔力を増やすしかないか。

さっさと終わらせようと思ったのにな。

まあでも無効化されても何回もやればいい。



そしてもう一度俺は能力を使おうとする。


レイももう一度無効化を使おうとする。



そして俺は能力を___使わずにレイの後ろにまわる


「なっ!?」


レイが驚きのあまり声を上げる。

俺は気にせずレイの首元に剣を当てる。


「………降参。」


俺の勝ちだ。にしても………


「レイ。強くなったなお前。」


「いつまでも瞬殺されるわけにはいかないからね。

にしてもまた負けたか。」


「能力の方では最初に無効化を使うのは良かったが

ちゃんと能力以外の攻撃にも注意しないと死ぬよ。」


「助言ありがと。そろそろアルドに交代したら?」


「………そうだな。アカに交代するよ。」


そう言って俺は目を閉じる。


髪の毛が青色から赤色に変化する。



オッドアイの瞳が再び反転する。


「………アオとの模擬戦どうだった?」


「また負けた。やっぱり強い。」


「でもアオ結構楽しんでたぞ?

レイが前より強くなって遊びがいがあったってさ」


「それは良かった。

とりあえずそろそろ城内に戻ろう。

夕方だし。ご飯食べとかなくちゃいけないでしょ。」


俺そんなにおなかすいてないしご飯食べなくていいか


「俺はお腹空いてないし部屋に戻る」


ガシッ



言い終わる前に首根っこを掴まれた


「え、」


「駄目でしょ?」


「嫌だからお腹空いてな__」


「はい強制連行ー。」


俺はそのままズルズルと引きずられて

食堂までつれてかれた。痛いよレイ。



ちなみに

その後ご飯をめちゃくちゃ食べさせられました☆


「まだこれでも少ないんだけどね。」


「無理だって死んじゃうって………………」


レイは鬼かよ。お腹苦しい。

ちなみにアオが言っているアカというのはアルドのことです

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