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制限時間はあと5分

・今日のボクの眠気は何だ。健康管理はバッチリで昨日も充分睡眠をとったのに。


 今日のオレずいぶんスッキリしてるぜ。昨夜なんてぜんぜん寝てねえってのに。


・どうしてだろう、いくら食べてもお腹がふくれない。食べ過ぎている訳じゃないんだけどな。


 何も食ってねえってのに、ぜんぜん腹がへらねえや。まあ、へらねえんならそれでいいけど。


・大して働いてないのに金なんてガッポガッポだし、人からの熱い視線はどこにいても避けられない。


 いくら働いてもなぜかお金が貯まらない。どんなに頑張っても、ちっとも人から認めてもらえない。


・温ったかい毛皮なんていくらでもあるよなあ。


 寒いなあ、せめて上着でも欲しいが買えないよなあ。


 結局定年になってもあと5年の家のローンが残っている。


 30代で引退したけど都心の家の他に世界中に別荘がある。


・・老後は夫婦で慎ましく生きよう。そうだ独立した子供たちのかわりに犬を飼おう。今から思えば地味だったが本当に充実した人生だった。

・・老後は外国に永住権を取って暮らそう。家事なんてメイドに任せておけばいい。ホントに面白おかしい人生だった。最高に満足している。



「これまでのお2人の経歴に間違いありませんね?」


 たがいの人生を見比べ合った2人は、尋ねる男に同時にうなずく。

 この暗い場所はどこで、この事務員のような男は誰なのだろう?


「お2人が乗りあわせておられた飛行機が墜落したのですが、今回特例でお助けできるスペースを1つ確保しましたので、お1人だけ生き延びていただけます」


 2人は顔を見合わせる。


「ただし特例ですから、生き延びた方はご自分ではなく今ご覧になられた「お相手の人生」を歩むことになりますので、そのあたりはよくお考えを。

 では、どちらが生き延びるか、話し合いでお決めください」

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