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裸の王様 1
とびきりオシャレに敏感な王様が、他国から招き入れた腕のいい職人の作る服が「バカには見えない」ものであると告知されたことは、この王国では誰もが知る事実だ。
そして、いよいよその服を着た王様がパレードをされることになったため、民衆はこぞって沿道に詰めかけたのであった。
だが、その王様の姿とは……
「王様はハダカだ!」
1人の子どもが叫んだ。
ざわめく人々。
見えていない!
バカだ、この子どもバカだぞ……。
「え? だって、王様は……」
言い訳も聞いてもらえずに子どもは王様の親衛隊に連れていかれ、二度と街へ戻ることはなかった。
人々はこの事件をささやきあった。
「まったく、空気の読めないバカな子どもだ」
20時に裸の王様 2を投稿します。




