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売ってやる
ある国の首相が、立て続けに繰り返される貿易相手国の横暴に対し「遺憾の意」としか言わないことに、とうとう国民は「『いかんのい』しか言えないのか!」と、怒りを爆発させた。
それに対し、首相は激しい口調で「遺憾の『か』!」と発表した。
国民は意味が分からずにポカンとしたが、それがすぐに関西弁の「いかんのか!(いけないことなのか!)」だと分かると、怒りはさらに大きく燃え上がり、相手国の製品の不買運動に広がった。
ついには全国規模にまで蔓延した内閣批判や不買運動によって、事態の収拾がつかなくなった国政に対し、首相の正式発言が「いかんのん?(いけないことだったのですか?)」とトークダウンしたことで、国民からは大いに失笑を買ってしまった。




