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歓迎する視線

昨日、うちの家に子猫が捨てられていてどうしていいかワタワタして更新できませんでした。犬は飼ったことがありますが、猫のことはサッパリで……。

今朝に地元の保護団体さんに相談して、里親募集の情報を流してもらうことになりましたが、しばらくはうちで保護と世話をしていきます。

 高台の屋敷には莫大な財産があるとのウワサを聞きつけ、俺は誰にも気づかれず忍びこんだ。


 だが、なかなかお宝が見つからない。

 俺の調子が悪いんじゃないぞ。

 侵入してからずっと誰かの視線を感じて集中できないんだ。


 高台の屋敷に住んでいるのはジジイ1人で、この時間はぐっすり眠っている。


 もちろん監視カメラや警備なんかは調べてある。どちらも対策は万全だ。


 これほどの屋敷にしてはやけに警備が薄いが、この屋敷は過去に一度も賊に侵入されたことがないため油断しているんだろう。


 侵入して5分。俺は焦りを感じていた。


 しかし長年のカンでお宝のニオイがする部屋へたどり着き、扉をそっと開けて中をのぞくと、そこはジジイの寝室だった。


 ここまで来て手ぶらで帰る訳にはいかない。

 様子をうかがったが、ジジイはイビキをかいて寝てやがる。


 意を決した俺は部屋に忍び込み、引き出しやクローゼットを物色した。


 あった! 隠し扉の向こうに大きな金庫がある。

 さっそく鍵を……。


 振り返ると、いつの間にがベッドから起きたジジイと目が合った。


 ちっ! 面倒だ!


 ナイフを取り出して突きつけると、ジジイはナイフとおれを交互にながめる。


「……ああ! なんだ」


 だがジジイは抵抗せず大きなあくびをひとつ。

 寝ぼけてやがったのか?


「金ならそこの金庫に入っているから、好きなだけ持っていってくれ。番号は○○○○…」


 どうやら事態を悟ったらしい。ジジイにしては賢い。血を流さないに越したことはない。


 言ったとおり金庫の扉はすぐ開き、中の大金や宝石をごっそり手に入れることができた。


 あとは……かわいそうだが顔を見られたんだ。仕方ない。


 ジジイに近寄ると、ニコニコしながら俺を見てやがる。

 

「いやあ、さっきは驚いて失礼した。

 こんな時間とはいえ、久しぶりに生きている人間に会えるなんて嬉しいよ。

 お茶でもどうかね?

 これまでの人たちのように急にいなくなったりしないでくれよ」


 ジジイだけじゃない。


 侵入して以来ずっと感じていた視線……たくさんのやつの視線を強く感じる。



 高台にある屋敷には、莫大な財産があるという。


 この屋敷は、過去に一度も賊に侵入されたことがない。

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