38話 goddess
は〜るがき〜た♪は〜るがき〜た♪ど〜こ〜に〜きた〜？♪
アイツにき〜た♪コイツにき〜た♪俺に〜は〜来な〜い♪
リア充爆発しろ〜！！
↑このネタ使っていいよ！(今朝思いついた)
誤字・脱字があったら教えてください！
それはとある日の出来事。いつものように俺がバイトをしていると、一人の男が現れた。
「おかえりなさいませ！ご主人様！席はあちらに―――」
「おぉ！エキューラではないか！いや〜久しいな。やはり俺たちは運命なのではないか？」
なんとなんとフィックさんが入ってきた。
「店長！私バイト辞めたいんですけどいいですか〜？」
「「「なんで！？」」」
おい！店長とフィックさんは分かるが、無関係の客のお前らまで残念がるな！
「キューラちゃん！辞めるなんて言わないでくれ…。俺たちはキューラちゃんという天使がいるからこの店に来ているんだ…。キューラちゃんが辞めたら俺は、いや！俺たちはおかしくなってしまう！」
うわぁ！とか、ぎゃー！とか悲鳴をあげてる奴らもうダメだ。諦めよう。
「それで、なんでここにいるんですか？」
「なに、魔物の大群が来るかもしれないから手を貸してくれと頼まれてこの国に来たところ、この近くで男2人が歩いていてな。こんなことを話していたのだ。『いや〜、あの店当たりだわ！あそこの黒髪の子マジ天使だった〜！』とな」
それでここにエキューラがいると思ったのだ。と続けるフィックさん。なるほどな。
「店長！やっぱり今日でここ辞めてもいいですか〜！」
「「「うわぁ！やめてくれー！ここを辞めることをやめてくれー！！」」」
お前ら実は冷静だろ。
「そんなに私に辞めて欲しくなかったら〜」
前かがみになる俺。
「あの怖い人を追い払って欲しいな？(上目遣い)」
「「「おっしゃ任せろキューラちゃん！！」」」
「おいなんだなんだ！？やめろ！持ち上げるな！あ、あぁぁぁ！！」
俺の狂信者たちによって店からポイッと投げ出されるフィックさん。
「ありがと皆さん！お礼に握手してあげるね！」
ポケットから軍手を取りだし、装着してから一人一人に握手をする。
軍手ごしの握手なのに二度と手を洗わないだとか言い出すヤツらが多かったが、きっと手遅れなのだろう。
「あ、そろそろ私時間なので上がりますね〜。お疲れ様でした〜」
「い、行かないでキューラちゃ〜ん！！」
「あぁ、神よ！なぜ俺たちにこのような試練をお与えになるのですか！？」
「うわぁー！うわぁー！うわぁー！」
そろそろ黙れお前ら！
あ。そういえば、フィックさんが魔物の大群が来るかもしれないって言ってたっけ？多分俺とチュリ先輩がやったやつだよな？……まぁ放置でいっか！
〜〜ファイズの冒険者ギルド〜〜
「なに！？1000体以上の魔物を狩ってきた奴らがいただと！？」
「は、はい。恐らくそれが魔物の大群かと…。」
「なるほどな。俺はそいつらと戦ってみたいぞ！できるか？」
「はい。恐らくは大丈夫だと思いますけど…」
「して、そいつらはどんな奴らなのだ？」
「すみません。いくらフィック様と言えど個人情報を教えることはできません」
「ふむ、そうか。では、今から5日後の15時にここにいてと伝えてくれ」
「はい。分かりました」
そう言い残してフィックはギルドを去っていった。
そして少しした後、エキューラがギルドにやって来た。
「「「我らが女神さま！よくいらっしゃいました！」」」
「あ〜うん。そういうのはもうやめてって言わなかったかな？」
「それはできません！慈悲に満ちたその心と、慈愛に満ちたそのお顔がある限り俺たちはこれを続けます！」
「具体的にどれくらいの期間やるつもりなの？」
「一生やらせていただきます！」
一生か〜。一生は長いな〜。
「あ、エキューラさん。少しいいですか？」
受付の人に手招きされる。
「はい。なんでしょうか？」
「実は、エキューラさんとチュリさんがとある人に呼ばれてるのよ」
「とある人？」
「えぇ。その人が5日後の15時にここに来てくれって言ってたわよ」
「えっと、ちなみに誰が呼んでるんですか？」
「詳しくは言えないけど、かなり強い人よ。正直2人が勝てるかは分からないわ」
「う〜ん。でも、5日後って学校なんですよね〜。だから行けるかどうかわからないです」
「そうですか。では、何時くらいに終わりますか？」
「多分17時くらいになると思います」
「分かりました。そう伝えておきますね」
その日から5日後、俺とチュリ先輩はギルドに向かっていた。
「それにしても、私たちを呼んだ人ってだれなんだろうね〜。私気になって夜も眠れなかったよ〜」
「授業中に寝ていたとサユ先輩が言ってましたよ」
「えぇ〜！？酷いわサユ！」
「はいはい。もう少しでギルドに着くから静かにして下さいね」
ギルドの扉を開けて中に入る。
「「「我らが女神さま！よくいらっしゃいました！」」」
「うん。もういいや」
「わぁ〜！エキューラさんもランクが上がったんだね〜！」
チュリ先輩……これは先輩とは違うお出迎えだと思います。
何故って？現在、チュリ先輩もいると気付いた周りの人が一斉に冷や汗をかき始めたからだ。一部の人は死にたくないと小声で呟いている。
ふと、受付の方を見ると、見知った顔があった。
「あれ？フィックさん？何やっているんですか？」
「おぉ！エキューラではないか！やはり俺たちは運命で導かれているのだな！」
「ははは。冗談でもそんなキモイこと言わないでくださいよフィックさん」
少しだけフィックさんに向けて殺気を放つ。
後ろで俺の親衛隊がフィックさんに向けてマンモスすら殺せそうなほどの殺気を放っている。
更にその後ろでチュリ先輩がドラゴンすら殺せそうなほどの殺気を放っている。
「いや、なんでチュリ先輩まで殺気を放っているんですか？」
「それで〜？何をしに来たの？お父さん？」
「ハッハッハ。……なんでいるんだ？」
「私たちは、とても強い方に呼ばれたと言われてここまで来たんです」
「は？じ、じゃあ1000体ほどの魔物を狩った2人というのは！」
「あ、それ多分私と先輩ですね」
「ハッハッハ。なんだ、そういう事だったのか。なるほど、納得だ」
そうして何故か正座を始めるフィックさん。そのまま体を前に倒して、
「参りましたー！！」
綺麗な土下座を決めたのだった。
みでぐれでありがどうございばずぅ( ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )
いや〜、もう春が来るのにアオハルが来ないぜ！
いよいよバレンタインが近づいて来ましたね！他人の不幸は蜜の味！そこのリア充の方。さぞ幸せなんでしょうね〜？きっとあなたは明日タンスに足の小指をぶつけることでしょう。
By_非リア代表
あ。goddessって女神って意味らしいですよ？w
