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37話 TS転生と言ったら

今日学んだこと→後書きより前書きの方が書くことない。

誤字・脱字があったら教えてください!

チュリ先輩との狩りを終えた俺は、既に放課後になっていた教室に戻ってきた。

「さて、キューラ?最後になにか言い残す事はある?」

教室に戻ってきた俺に向けて悪役が言いそうなことをサラさんに急に言われた。俺何かやった?

(最後に言い残すことか……)

「せめて、リア充になりたかったな…」

「くだらない。0点」

「くだらないって酷くない!?」

え〜っと、他には〜。

「特大カレーを食べてみたかったな〜」

「ダメ。0点」

これ何を基準にしてる点数なんだよ!まさか……。

「特大パフェを食べてみたかったな〜」

「同情するわ。100点」

やったー!!100点貰えた〜!っじゃなくて!

「これってサラさんの好みかどうかじゃん!最後の言葉なんだから俺基準にしてよ!」

「そうね。『アイスバレット』!」

「よっと」

飛んできたアイスバレットを裏拳で弾く。

「いきなり魔法だなんてどうしたの?使うならちゃんと使うよって言わなきゃダメでしょ?」

「今から50程のアイスバレットを使うわ」

「待ってそれはさすがにやばいから!人の痛みを考えられる人間になろうよ!!」

俺の提案は聞き入れてくれず、50程のアイスバレットが俺を囲む。

「じゃあね。来世でリア充になれる事を祈っているわ」

「それはどうも!!」

俺を囲んでいたアイスバレットが一斉に襲いかかってきて、1つの小さな氷山ができた。

「はぁ。また1つ、儚い花が散っていったわ」

「勝手に殺すな!」

バキーン!と俺を埋めていた氷を壊す。

あ、危なかった……。俺はとっさにアイスウォールを俺を覆うかまくらのような形にして身を守った。それをしなかったらホントに死んでたかもしれない…。

「ちっ。生きていたか」

「なんでそんなに私を殺そうとするのか疑問で仕方ないね!」

「キューラのせいで私先生にこっぴどく叱られたんだからね!」

「それはホントに私のせいなのかな?!」

俺ってさっきまで狩りをやってたんだよ?!

「どうせ強力な魔物とか大量の魔物を倒してきたんでしょ!そのせいで私すごいLvが上がってて訓練所を壊しちゃったんだからね!!」

「待って待ってどういう事?」

事情をとりあえず聞いてみる。

「うん、なるほど。つまりはどういう事?」

聞いた上でもやはりわからん。

「だ〜か〜ら〜!キューラの倒した魔物の分の経験値が私のところにも入ってきて、急にLvが上がった私は威力を抑えていた分じゃ足りなくなって訓練所を半壊させちゃったの!」

「つまりはなに?RPGみたいに仲間にも経験値が入ったってこと?」

「そういうこと!どうしてくれるのよ!」

「いやいや仕方ないでしょ!そんなの分からなかったし、結構離れてたのに経験値が分けられるなんて思わないじゃん!」

「うっ。まぁ、それはそうなんだけどさ…」

「はぁ。まぁ私も少し悪かったかもだし、謝るよ。ごめんね」

「あ。ちょっと行ってみたいお店あるからそこで奢って!それでチャラにしてあげるから」

「……それが狙いだったとか言わないよね?」

「さぁ、神のみぞ知るってやつね。ほら、行きましょ!」

スタスタと俺の前を歩いていくサラさん。

やられた…。なんて性格の悪い女なんだ!

なんて考えていると、前からアイスバレットが飛んできた。

「危ねぇ!?」

俺の顔面めがけてアイスバレットが飛んできた。

頬を掠ったよ!?躱してなかったらどうなると思ってるんだ!何考えてるんだよこの人!

「キューラ。今私の事バカにした?」

「してないですごめんなさい許してください!!」

怖ぇ……女の勘っていうのは時に人を殺すんだな。

そんな事を思った今日この頃であった。



「ここよ」

小さなお店の前で歩みを止めたサラさん。

「えっと、ここってなんのお店?」

「それは入ってからのお楽しみね。きっと気にいると思うわ」

見た感じは普通のカフェだよな?なにか他の店とは違うのか?

サラさんが中に入っていったので、俺もそれに続く。

「「「おかえりなさいませ。お嬢様」」」

それは、この世界にはないだろうと心のどこかで決めつけていたメイド喫茶だった。

「え〜っと、サラさん?なんでこんなところに?」

「ちょっと私のストレスを発散させようかなって思っただけよ。すみませ〜ん?店長っていますか?」

サラさんは近くにいたメイドさんを呼び止め、店長を呼んだ。

なんだ?一体何をするつもりだ?

しばらくすると、1人の男性が俺達の前に近付いてきた。

「私がここの店長です。何かありましたか?」

「えっと〜。私の連れのこの子がここで働きたいって言ってるんですけど〜、今って募集していますか?」

はぁ!?俺はそんなこと一言も言ってないぞ!!

「おぉ!そうでしたか!大丈夫ですよ。今ちょうど募集しておりましたので!このように可愛らしい子が入ってくれると私達も助かります!」

「だそうよ?良かったわね。キューラちゃん」

良い訳あるかー!!店長に抗議してやる!

「あのですね店長!」

「ここで働けるなんて最高だよ〜!嬉しみの極み〜!!(サラさんの声真似)」

「そうですか!!それでは、早速今日から接客お願いしますね!」

「こんのやろー!覚えとけよサラさ〜ん!!」

店長に背中を押され、従業員用更衣室に押し込まれ、メイドさんに服の着方に接客の仕方などを教えられた。

サラさんへの復讐を誓ってから約1時間後、俺はメイドとして舞い戻った。

「ぷっ、ぷぷ。よ、良く似合ってるわよ?エキューラ……。ダメ!もう我慢出来ない!あははははは!!」

このやろう。いつか絶対酷い目に遭わせてやる!

「こらこら、そんな怖い顔しちゃダメでしょ?笑顔よ笑顔。ほら笑いなさい?貴方は私の侍女でしょ?私の命令に従いなさい?」

仕方なく俺は笑顔を作った。

「あははははは!!ダメ!もうやめて!笑い死ぬ!!」

クソ!マジでイラつくなー!!

その後もサラさんにからかわれ続け、もうやめてやろうと思ったが、どうやら国中に黒髪美少女が奉仕してくれるということが噂になり、店長からやめないでくれと土下座されたため1ヶ月ほど経った今でもメイドを続けている。

(なんで男の俺が奉仕する側なんだよ……)

その心の叫びを聞いてくれる人はいなかった。

みでぐれでありがどうございばずぅ( ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )

まぁ僕はメイド喫茶行ったことないんだけどね〜。TS転生っていったらメイド喫茶かな〜って感じで、悪いがエキューラにはメイドになってもらった!!


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