どうやらこれは強敵遭遇イベントらしいです
短くてすみませんね………
「に、逃げるぞ〜!」
「りょ、了解でござる!」
「流石に死にたくは無い!」
何故三人が石壁の空間で謎のゴブリンの様な奴らに追いかけ
回されていたのかと言うと……それは数時間前に遡る
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「3名パーティでダンジョンに入られますか?」
「はい、それでお願いします………2人は1人でやりたい?
何かあったら言ってね?」
「異論は無いでござる」
「僕も無いよ〜?それじゃぁ剣を借りて潜ろうか〜」
「それでは無料貸出用の剣でございます………
こちらはそちらのお嬢様用の刀でございます」
「む、わざわざ済まなかった………」
「それではいってらっしゃいませ」
「「「はい!」」」
「しっかしな〜………本当に強いな〜……2人とも」
「いやいや……その変な持ち方で僕らと張り合えている君も凄いと思うよ?」
「そうでござるよ……そもそもその持ち方はその大きさの物でやる物なのでござるか?」
「本当はもっと小さいのでやる物なんだよね………あ、もう階段か………もっと深く潜る?」
「そうでござるね!」
「うん、僕も物足りないなって思ってたんだよ」
三人が階段を降りたその時
「だれかたすけてぇぇぇ!」
大量のゴブリンに追われている少年がこちらに助けを求めて来た
「た、倒してくださぁい!」
「分かりました!そこを退いてください!」
「……スキル[ホーリースラッシュ]!」
大量の斬撃が少年もろともゴブリンを切りつけようとした時
「よっと!」
「「「!?!?」」」
何とその少年は聖属性の付いた斬撃を上に飛び三人の頭上を超え避けたのである
「あとはそのモンスター達宜しく〜!」
頭を超えて地面に着地した時にこちらに振り向き
こちらの方を見ながらそう言って逃げて行った………所謂なすりつけである
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「………隠し扉!?………2人とも!あの空間に逃げるよ!」
「「了解!(した)」」
おかしい………ゲームの時にこんなイベ………は!まさか………モンスタートレイン!?………
しかしそれでもイベントが起きる時期が………まだ早すぎる………
「サマエ殿……さっきの者は………一体何者でしょうね………」
「しかし良くこんな部屋が見つけれたね」
「ああ、罠も感知できなかったから大丈夫だと思って」
それにこんな部屋もなかったはずだが………ん?そう言えば……この部屋……何処かで見覚えが………あれ?何処だっけ………
「サマエ殿!今さっき入って来た入り口が!」
「ん?どうした?………ってはぁ!?」
何と振り返ってみれば入り口が消滅していたのである
え?マジで入り口何処いった!?
「良く来ました………勇者よ………あら?一匹ほど邪魔な生命が居ますね………」
だ、誰だあれ!?神様か?………こんなイベント………は!まさか……隠しイベント!?
「とりあえずそこに居るモブの様な者よ………今すぐ消え去りなさい………いずれ勇者と剣豪になる者と一緒に居るはずが無いのです!」
「そ、そう言われても………友達なので……それに死にたく無いですし!」
「とりあえず……ここは何処ですか?それに勇者とは……」
「それがしが剣豪になると言うのも………」
お、ヒロインと主人公の質問攻めだ!やったれやったれ〜!
「ふむ………知りたいのならば教えて差し上げましょう……
貴方達ああ、そこのモブは除いて」
グサッ!
「貴方達はいずれ出現する魔王を倒すことになるのです」
………うん………言い方酷く無い?ねぇ酷いよね?
「………どうしたの?サマエ君?………なんか泣いてない?」
「ううん………何でも無いよ………ハハハ」
「大丈夫そうには見えないのだが………」
2人ともありがとう……でも僕みたいなモブには関係無い事なんだよ……
「しかしそれなら一つおかしい所がございます!」
「何でしょうか?キサメイさん?」
「階級ならそれがしと同じ……いいえ本当はそれ以上のはず……なのに何故サマエ殿は違うのでござる?」
「え?そんな訳無いでしょう、彼はモブなんですから………
そもそも貴方達2人とは本来仲良くならない筈………」
「???」
「何を言っているのか……ちょっと分からないな……」
「ちょっと天使のサミナスさん呼んでもらえますか?」
「………………」
「……………」
「………え、ちょ、何で君みたいなモブが知ってるの?」
「だって僕………転生者ですし」
「「「……………はい?」」」
短くて本当にすみません