表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grip!  作者: Grip!
@2 僕の闘い
7/19

#7 仕方のないこと

僕は「後衛」、自陣の後ろ側で、ラリーを続けるポジションだ。




その僕が、相手のサーブを返そうとしている。




が、相手前衛が僕にそれをさせまいと、襲い掛かってくる。

よけてしまっては、ボールから離れて、レシーブできない。


正々堂々とやりたいと、思っていたが…




「いてぇ!」


振りかざされるラケットをよけ、ラケットを握っていない左で腹パン、ボクシングジム仕込みのブローだ。


さて、邪魔な前衛は沈んだ。前衛のいたサイドはがら空き!

サーブはもう既に打たれている!僕がまっすぐ「ストレート」のコースに返せば決まる!!




こうして僕たちは、4ゲーム先取し、勝った。


さっきの前衛以外は無傷だ。ごめんな、前衛。

平和的勝利!




さて、2戦目だ。




ああ、さとし がラケットでの小競り合いに負けて、腕を腫らしてしまった。

仕方ない、僕が前衛、さとし に後衛を任せよう。


だが。




ラリーが始まるや否や、さとし に相手2人とも駆け寄るではないか!

そうか、僕はさっき派手にやったから避けられているんだな。


このままでは、さとし は山なりの「ロブ」を返せない!


「ひいいいっ!」


なんとか、1人は抑えよう!

は、速い!ラケットさばきがはやい!正しいさばきかたではないのだろうけど!!!

僕はのけぞってしりもちをついた!


『ええい、くそ!』


僕を越えて走り抜けようとした彼の、足首を掴んだ!


「あぷっ」


簡単に転んだ。




さて、さとし!1人なら、なんとかして、ボールをつないでくれ!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ