邪魔
「横田さん!!俺も合格してきたよー」
「は、はぁ‥?」
島中君が話しかけてきたそいで私と大久保君の意識が彼に向かう。
島中君は大久保君を無視して話始めた。
「横田さんはどこがわからなたいの?俺が教えてあげるよ!!」
「え、いや、大久保君に教えてもらえるように頼んだから大丈夫です」
「えー?俺のが教えるのうまいよ?」
「でも‥‥」
島中君は言い淀む私から大久保君に視線を向けると
「大久保、横田さんには俺が教えるから帰っていいぞ~」
「!!!??」
と、とんちんかんなことを言い始めるお前が帰れ!!
私が心の中で島中君、いやもう奴でいいか!!
奴が大久保君を立たせてしまった。
「わかった、横田さん、悪いけど島中が教えるみたいだから俺はこれで」
「え、あ、う、うん、」
え!?行っちゃうの!?
そう言うと大久保君が自分の席に戻り荷物を持って教室を出ていってしまった。
「‥‥‥」
「横田さん、どこがわからないの?なんでも聞いて!!」
「‥‥‥大丈夫です」
私は大久保君が置いていった椅子に座りにやにやと気持ち悪い笑顔を向ける奴の顔面を殴るのを必死に我慢し、断りをいれる。
「え~?遠慮しなくていいよ?」
しかし、奴はなおもしつこくしてくる。
あー!!殴りたい殴りたい殴りたい殴りたい!!
そんなイライラしている私に救いの女神が降臨した。
「なつ、私も合格したから私が教えるよ、島中君、ありがとう、あとは私が見るから大丈夫だよ」
と、女神改め、我が親友の真理ちゃんが笑顔で話かけてくれた。
「‥‥わかったよ~、じゃ横田さんまたね」
真理ちゃんの笑顔の圧に負けたのか、奴は自分の席に戻って行った。
大久保君の椅子を置いて。
おい!!戻せ!!
あ、いや、大久保君の椅子は私が丁寧に戻します。はい!!
奴がいなくなり、私は真理ちゃんの方を向いて
「真理ちゃん!!ありがとう!!」
「いーよ、私こそごめんね、さっきまで先生のとこにいたから助けられなかったよ」
「んん、私がしっかり拒絶しなかったのが悪かったんだから真理ちゃんは悪くないよ、謝るのは私の方だよ、せっかく真理ちゃんがチャンス作ってくれたのに‥‥」
私がしゅんとしていると真理ちゃんは私の頭に手を置いて
「じゃ、とりあえずこのプリントかたづけて反省会しよ!!」
「うん!!」
真理ちゃんの笑顔をみて私も元気を出してプリントに向き直る。
がんばるぞ!!




