密偵?
ピピッピピッ
気持ちよく寝ているとスマフォのアラームが部屋に鳴り響いた。
「ん、んん?‥‥あと5ふ、ん‥‥ん?あ!!」
危ない危ない、今日は大久保君が毎朝登校前によるパン屋にいく日だ。
寝坊したらせっかく調べてくれた真理ちゃんに申し訳ない。
ベッドから飛び起きると身支度を始めた。
☆☆☆
家を出て近くの公園に行くとすでに真理ちゃんがブランコに乗って待っていた。
真理ちゃんは私に気づくと笑顔で挨拶をくれた。
「なつー、おはよう!!」
「真理ちゃんおはよう!!」
私達はそのまま大久保君が毎朝よるパン屋に向かう。向かう最中私はなんども真理ちゃんに身嗜みのチェックをしてもらった。
そして着きました!!
パン屋さんの近くにある曲がり角!!
え?パン屋さんに入らないのかって?
大久保君が入ったら入ります!!
そこっ!!ストーカーとか言わない!!
私達が待ち伏、‥‥待ち伏せしていると5分くらいして大久保君達がやってきた。
「達」とは大久保君以外に男の子と女の子がいた。二人とも見たことがある。男の子は森原和也君で女の子が七瀬あかりさんだったはず!!
「なつ、準備はいい?」
「う、うん!!いこう真理ちゃん!!」
私達はパン屋に突撃した!!
いざ、出陣!!
☆☆☆
「いらっしゃいませー」
私達が店内に入ると店員さんであろうおばちゃんが明るく迎えてくれた。
私は思わず「おはようございます」と返すとおばちゃんも笑顔で「おはよう」と返してくれた。
なんだか嬉しいな。
「なつ、いくよ」
「う、うん!!」
真理ちゃん小声で確認を取ってから大久保君達がいるところに歩いて行った。
先には大久保君と七瀬さんが楽しそうに話していた。
ちなみに森原君は違う棚を物色中みたい
「‥‥康平はたまには‥以外にも‥‥いいよ?」
「いいんだよ、好きなんだから」
近づくと少しずつ会話が聞こえてきた。
す、好き!!?
え、朝から告白ですか!?
「大久保君!!おはよう!!」
真理ちゃんが大久保君に話しかけた。
大久保君と七瀬さんは話をやめて振り返った
「遠西さん?横田さんも、おはよう」
大久保君は私たちを確認すると「おはよう」といってくれた!!
大久保くんが!!
私に「おはよう」って!!
あぁ幸せ~!!
「なつ、」
「はっ!!お、おはよう!!」
惚けている私に真理ちゃんが声をかけて正気に戻って、なんとか挨拶を返せた。
ふ~、危ない、
危うく愛想が悪いこだと思われちゃうところだったよ
「二人とも朝はやいね」
「うん、昨日食べたパンが美味しかったからなつも誘ってまた来ちゃったよ」
私が落ち着いているうちに真理ちゃんと大久保君が話始めた。すると隣にいた七瀬さんも話かけてきた。
「康平‥‥」
「ああ、あかり、この二人は同じクラスの遠西さんと横田さんだよ、遠西さんはうちのクラスの副委員長をしてる。遠西さん、横田さん、こっちは七瀬あかり、一年三組の副委員長をしてるんだ。」
「七瀬あかりです。よろしくお願いします」
「遠西真理です。こちらこそよろしくお願いします」
「よ、横田なつみです。よろしくお願いします」
私達がそれぞれ挨拶を交わしていると
「おっ?なんか増えてる」
「和也、その言い方はないだろ?」
「すまん、すまん」
森原君が近づいてきて大久保君と軽く話す。
そして森原君は私達、てか私に視線をぶつけてきた。
「んで、遠西さんは昨日会ったから知ってるけどそちらは?」
「よ、横田なつみといいます。大久保君とは同じクラスで‥‥」
「ああ、君が横田さんか‥」
「え?私を知っているんですか?」
「ん?うん、いろいろ聞いてるよ~、いろいろね」
そう言って森原君は大久保君に見えないようにウィンクしてきた、
え?いろいろってなに!?
大久保君が私の事話してるの!?なんて!?
気になるー!!
森原くんは私をみて何を思ったのか、目線を真理ちゃんに向けた。
その行動を見て私は悟った、
あ、あぁ、大久保君からじゃなくて真理ちゃんから聞いてたのか‥‥
ん?
ちょっと待てよ?森原君は大久保君の親友だよね?
その親友に真理ちゃんはどこまで話した?
私が真理ちゃんに視線を向けると真理ちゃんは苦笑いをしている。
真理ちゃん!?何をはなしたの!?




