第四話
不定期で申し訳ない。
一応次で終わりです。
内容が全然ゆ虐してないですがお気にせず。
ではでは。
「ゆんやぁ〜~~~~~~~~ッ!!?」
山の中に、そんな声が響く。
「な、なんなのぜ!?」
「むきゅ、じけんのにおいね。」
その悲鳴は、群れの中に響き渡り、ほとんどのゆっくりを恐怖を覚えさせる。
唯一冷静なパチェでさえ、周りをキョロキョロと見回している。
群れが混乱していると、そこにひとつの何かが投げられる。
「ゆっ、?」
「これはなんなのぜぇ~!」
「ゆろろろろろろろろろっ!」
森の中から投げられたそれは、ゆっくりの死体だった。
目は片方無く、あったと思わしき穴には石が詰め込まれている。
歯も全て抜かれ、体に刺されている。
その様子に気の弱いゆっくりは餡子を吐き出している。
「だれだ!でてくるのぜ!」
ドスまりさはキノコを口にくわえ、いつでもドススパークが打てる準備をしながら周囲を見回す。
「お、おまえは!」
ドスまりさの目の前に現れたのは黒れいむだった。
先程のゆっくりのであろう餡子で服を汚しつつも、その顔は笑顔であった。
「ドス、久し振り。」
「うるさいのぜ!」
「ドスに追い出されて、悲しかったんだよ?」
「くるな!『ドススパーク』!」
ゆっくりと歩みよる黒れいむに、ドスはドススパークを放つ。
ドスまりさの巨体から放たれるキノコ有りのドススパーク。
それは、人でさえ怪我をする可能性がある。
まぁ、ドスになる前にほとんどのゆっくりは死ぬのだが。
ゆっくりである黒れいむにとって、ドススパークは危険だ。
しかし。
「ねぇ、ドス?」
ドスまりさの反応できないほどの速度で、ドスまりさの背後に移動した黒れいむは、ドスまりさの背中に枝を突き刺す。
「いだぃ~~~~~~!!!!!?」
今まで一度も経験してこなかった痛みに、思わず叫んでしまうドスまりさ。
今まで一度も泣き叫ぶ姿を見たことがなかった群れのゆっくり達はその光景に唖然とする。
中にはしーしーを漏らすものや、餡子を吐き出す者、気絶する者もいた。
そんな中黒れいむはドスまりさに突き刺した枝をそのままに、懐から新しい枝を取り出す。
かなり小さい枝だ。
そしてそれをまたドスまりさに突き刺す。
「んぎぃ~~~~~~~~~!!!!!?」
小さいとは言え、枝。
痛みに慣れていないドスまりさはまた痛みに泣き叫ぶ。
その悲鳴を聞きながら、黒れいむは笑顔で言うのだった。
「あーそーぼ?」