3/5
第三話
不定期で申し訳ない。
次も不定期です。
誤字脱字等のアドバイスお待ちしております。
とある群れ。
「なにごとなのぜ?」
「みゅ、ドス。」
群れのリーダーであるドスまりさは、友人のパチェに呼び出されていた。
「たいへんよ、ドス。」
「なにがあったのぜ?」
「やまのしたで、したいがあったわ。」
「なに!?」
この山に住むゆっくり達にとって、ゆっくりが死ぬというのは、大事件だった。
脅威になりうる動物もいなく、人間もほぼ立ち寄らない。食料は蓄えさえある。
ゆっくりの性格もよく、群れの中でもかなりいい群だった。
たまにゲスが生まれることもあるが、性格上赤ゆの時点で全て分かるので、然るべき処理をしてきていた。
「どんな、しにかただったのぜ?」
「むごかったわ。むきゅ」
パチェはその光景を思い出したのか、クリームを吐き出しそうになる。
無理はするなとドスに言われ、パチェは部屋に戻って行った。
1人になったドスは、考える。
昔捨てた、黒いゲスれいむを。
(…そんなはずないのぜ。)
結局、ゆっくりの「考える」などその程度で、ドスまりさは次第に黒れいむのことを忘れていくのだった。