奴隷と家
実は、王様と談笑していたときに言われていたのだが
貴族たるもの従者の一人や二人いた方が良いとの事だった。
あと王都に屋敷を準備してくれるらしい。その都合もあるのだろう。
おすすめは初めのうちは奴隷がいいらしいのだ。
という事で王様に紹介して貰った
奴隷商のところへやってきました。
「いらしゃいませ。お客様この度はどのような奴隷をお探しでしょうか?」
「従者ができる人材を探しています。
年齢はあまり気にしませんが性別は女性がいいです。
候補に当てはまる場合は男性でも見せてください」
「承りました。ではこちらでございます」
むーぅぅぅ、どうしたものでしょう?
「そこの茶髪の獣人と三つ編みのダークエルフと話しをさせて欲しいのですが」
「分かりました。ではこちらへどうぞ」
部屋に通され待つこと数分
指定した二人が入ってきた二人とも貫頭衣を着せられているだけなのでとってもエロい。
「どうぞごゆっくり」
店主は部屋から出て行った。
「茶色の髪の貴女名前ととのようなことが出来るのか教えてください」
「ナズナと申します。私は家事全般、読み書きと魔法が少し」
「そう。じゃあダークエルフの貴女は」
「イーリアといいます。事務作業が大体できます。
あとは護衛などもできる程度の戦闘能力はあるつもりです」
「不躾な発言をお許しください。
もしよろしければ、娘も一緒にお買いいただけないでしょうか」
おや、娘がいるのてすか
「おい!店主この茶髪の娘つれてきて」
「はい、ただいま」
数分後、店主に連れられて顔をうつむかせておずおずと少女が入ってきた。
「この娘が?」
「はい。イズモといいます」
狐耳が手に入るぜ!
母親の尻尾もモフモフしてそうだし娘もなんか小動物的な感じでとっても可愛い。
お買い上げ決定だ!
「店主。三人でいくらだ?」
「はい、えーと三人あわせまして
3600万Sでいかがでしょう」
「いや、どうせ亜人の奴隷など貴族には人気はないのだろう?
もっと安くなるはずだ2500万Sでどうだ?」
「さすがにそれは…3000万Sでいかがでしょう」
◇
「では、即金で2700万Sで決定です」
「は、はい」
店主は真っ白になっていた。
「良い買い物ができました。では」
支払いを済ませて王様にもらった地図に従って家を探す。
貴族街に入って5分ほど歩いた。
「ここが、でかくない?」
「主これはかなり大きい方になるかと」
イーリアが答えてくれた
「綺麗に掃除はされているわね。
しかし、玄関だけでホテルのロビーくらいあるんだけど。
◇
部屋割りを決め一度食堂と思われる部屋に集まってもらった。
「で、ずっと聞きたかったのだけれどイズモはどうしてずっと幻惑の魔法を使っているの?」
「それは、私から説明いたしましょう。イズモやめていいわよ」
「はい!おかあさん」
「綺麗な金色の毛並みね」
絵の具が剥がれるようにイズモの髪の色が変化した。
「これが、理由です。
おそらくは「神格持ちね」…はい」
「なら仕方がないわね」
私の言葉にナズナが驚いたと言う顔をした。
「し、神格ですか主すごい拾いもの
ですね」
「あれ?もしかして貴女。大戦の生き残り?」
「はい。この不肖イーリア齢500は越えております」
えっへんと胸を張りながら言う
「なんか、すごいメンツね。
じゃあ本題に入りましょう、
貴女達の隷属の魔法を解除し私と『契約』
してもらいたいのよ」
「もとよりこの身はご主人様のものでございます」
「右に同じです。主」
「じゃあ『解除』and『契約』」
ピカァーーーン
「私との契約は光るのデフォかあぁぁぁぁぁ!」
◇
契約結果
イズモ→尾が9本に進化
ナズナ→尾が3本+金色に
イーリア→若返り
「ふぁ!?」
「どうやら主は契約者に<神格>を付与出来るようだね」
まじか。
「あ!もう一人仲間がいるの紹介してなかった。起きろねぼすけ!」
私の影を叩く
そのあと影が人の形に盛り上がり弾けた。
「ふぁぁ〜〜〜。なんだ、主殿」
「新しい仲間ができたから紹介しようと思ってね」
「お前、バロールか?主から懐かしい気配がするとは思っていたが
ずいぶん可愛いらしい姿になったものだ」
「そういうお前さんもずいぶん若作りじゃないか
しかし、主殿まさか一人で神群でもお作りになるので?」
「へ?どういうこと」
「まさか気づいておられなかったのですか?ここにいるメンバーだけで国の一つや二つ落とせますよ」
「主、契約を使う相手を考えないと契約した瞬間暴走で死にますよ相手」
「えっ?マジ?」
「マジもマジ、大マジですよ主殿
もしかして知らずにやっていたんですか?」
「う、うん…次からは相手を考えて契約を結ばなきゃね」
「そうしてください」
「イズモこっちおいで」
と、手招きをします
「は、はい」
こっちに近ずいてきたイズモの両脇に手を入れ持ち上げ膝に乗せ抱きしめます。
「はあぁぁぁ、可愛いわあぁ。フッカフカだし最高ね」
抱きしめながら撫でてやると顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
でも、さっきから尻尾がブンブン動いているので嬉しいことは嬉しいのだろう。
「お姉ちゃん。
恥ずかしいよぉ〜\\\」
「グホォ。こ、これは」
「あわわわわ。お姉ちゃん大丈夫?」
「我が人生に一片の悔いなし」
ガクッ
「お姉ちゃん!?」
「逝ったか」
「逝ったわね」
サービスシーン希望があれば書くかも