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始まるよ?

書いちゃった。

「▪️▪️▪️▪️▪️▪️▪️」

紫色の禍々しい光をまぶたに受け目を覚ました。


俺の周りではとりあえず聞いたことも無い何かをひたすらつぶやき続ける黒いローブの集団がいた。


なんだこれは、、、、


体を全く動かすことが出来ない。


とりあえず叫んでみようとするが声すら出てこない俺は混乱の極みに陥った。


本当にこれは、どういうことだ


俺は確か普通に授業を受け友達と帰っている途中だったはずだ


どうしてこんなことに


そうして俺の意識は、まるで深海に沈むように暗闇の中へ落ちていった







「ねぇ?だい・ょ・ぶ?い・てる?」


先ほどとは違いどこか暖かい光を感じ体を揺すられている。


誰かに声をかけられているのか?


俺の意識は再び浮上する。


うっすらと目を開けると金色の髪と尖った耳がボンヤリとだが見えてきた。


声からして女性だろうか?


そうして俺の目が開いたのを見て彼女?はパァーっと顔を明るくして


「見てルイオス生き残りがいたわ!」


と俺の視界の外にいるだれかに呼びかけている。

俺には何が何だかわからない。

さっきまで怪しい黒ローブに囲まれていると思ったら


今度は誰だかわからない女性に膝枕状態になっている。


頭の後ろが暖かい理由はこれかなどと一人納得していた。


「あなたは誰ですか?」


「私はメアリーっていうのであっちの厳ついのがルイオス


黒くて口元まで隠してるのがジャックよもう1人仲間がいるわ」


「おう!嬢ちゃん体は大丈夫か?で嬢ちゃんの名前はなんていうんだ?」


アッハハハと笑いながら俺に対して聞いてくる。


にしても嬢ちゃんとはどういうことだ?


俺は男だったはず


しかし、あのルイオスとかいう40くらいに見えるおっさんは、迷うことなく


そう


|迷うことなく≪・・・・・・≫俺のことを嬢ちゃんと呼んだそれはつまり


「どうした?嬢ちゃん?」


と俺が考え事に没頭して言葉を返さなかったからだろうか


ルイオスさんが声をかけてくる。


「すいません。名前が分かりませんどうやら()は、記憶を失っているようです。」


「そう・・・」


メアリーさんが顔に悲しみの色を浮かべて言う。


しかし、なにも思い出せないのだから仕方がない。


これからどうするかが問題だ案の一つとして彼女たちについていくという案があるおそらくこれが最善だろう。


わざわざ助けたものを見捨てたりはしないだろう。


その後はどうするかはわからない先ずここがどこかもわからないのだから。


「嬢ちゃん俺たちと来ないか?いやこのいい方じゃ伝わんねぇーか


俺の、俺たちの仲間にならねぇーか?」


と俺に向かって腰を屈めながら手を伸ばしてくる。


おそらく一緒に来るなら手を掴めということだろう。


まさに私にとって僥倖だった。


私は迷うことなくルイオスの手を掴んだ


「よろしくお願いします」


この世界がどんなところかはわからないけど


まずはこの人たちについていこうと私は思う


「おう!よろしくな嬢ちゃん」


「よろしくね」


「よろしく頼む」


上からルイオスがワッハハハと豪快に笑いながら


メアリーは優しく微笑みながら


ジャックがいかにも自分不器用ですからとでも言いたげに歓迎してくれている。


「そうと決まれば外にいる奴にも嬢ちゃんのこと紹介しねぇとなぁ!」


とルイオスがガッハハハハと笑いながら外へ向かってズンズンと歩いていく。


そのあとをメアリーとジャックがやれやれというようについていく。


その背中を私も追いかけた。


外に出たどうやら先ほどまで洞窟の中の遺跡?みたいなところにいたようだ。


しかし、外に出ると少し寒い両方の手で自分を抱くような格好になり自然と内股になってしまった。


いま自分は布袋に頭と手をだす穴だけを開けたような服を着ている。


貫頭衣というのだったか?


を一枚着ただけなのだノーパンノーブラそんでもって素足ぶっちゃけなくともメッチャ寒い。




カタカタと震え始めそうになった頃




ファサ、


「ほら、


そんなんじゃ寒いだろ、これ使えよ」


と15才くらいでしょうか?


明るい茶髪の少年が私の肩にコートらしきものをかけてくれました。


これはお礼を言わねば出来るだけ仏頂面にならないように


「ありがとうございます。」


あら、なんか顔が赤くなってます。


もしかして自分可愛らしかったりするのでしょうか?


貫頭衣の襟をつかんで微かな丘があるだけでほぼ真っ平らな体を、覗いてちょっと凹んでみたり頰に両手の手のひらをあててムニムニとしてみます。


ふむ、お餅みたいな感触ですね。


しかし、触ってみるだけでは判断がつきませんね。


「どうした嬢ちゃんさっきから変な動きしてっけど


あとこいつがさっき言ってた仲間の一人だ」


「俺の名前はレンていうんだよろしくな!」


うむ、元気が良くてよろしい。


などとくだらないことを考えていると


「じゃあ出発するか!お嬢ちゃんは俺の背中にでも乗るか?」


なんて言うのでトテトテと近ずいていていき


ギュッ!っと


ルイオスの首に手を回してくっついた。


ついでに足も腰に回してみるなんかコアラっぽくなった。


歩いて街まで行くらしい歩く必要がなくて本当に良かっただって裸足だしね。









私の体感て2時間から3時間が経った頃どうやらやっと街についたらしい


どのくらい高さがあるか定かではないが建物3階分は少なくともあるだろう


この道程で色々と決まった。


まず私の名前はシロとなった。


あとメアリーさんはエルフだった。


メッチャ寿命が長いらしいスゲェなとか思いつつ


目を背けていたかった。


ここがファンタジーな世界だと改めて自覚させられた。


「お疲れ様です。ルイオスさん

えーと、そちらの女の子はどなたでしょう?」


と街の門の前で衛兵さん(独身)に声をかけられた。


よく考えたら私の身分とかどうなってるんだろうか?


「ああ、こいつか?こいつは今回の依頼先で拾ってきた。」


私は捨てられた犬か猫か!と突っ込みたかった。


いやその通りなんだけどね。


言い方ってもんがもっとあっただろうルイオスよ。


「分かりました。しょうがないです。

今回だけですよ。」


どうやら本来私みたいな身分がない人間は、もっと面倒くさい手続きがあるらしいが、今回はこの衛兵さん(独身)が、その手続きをすっ飛ばして入れてくれるということらしい


ルイオスが信頼されていることがわかった。


「おう、ありがとな!今度なんか奢ってやるぜ」


ワッハハハ何て笑いながらルイオスは、門をくぐる。


それから5分程歩き


ガチャ


「おいシロここが俺たちの拠点だぜ!」


扉を開けながら宝物を自慢する子供ように言ってくる。


「お帰りなさい、リーダー、えーとその子は?」


「こいつはシロ拾って来た。」



茶髪にウェーブのかかった腰ほどの髪の毛。


髪の色からしてレンのお姉さん?だったりするのだろうか?


「はじめまして、シロさん。私の名前はマリアと言います。そこにいるレンの母親です。」


へぇーレンの母親かぁー・・・む?


母親だと!いや若すぎだろ!かなり少なく見積もっても30は越してるはずなのに


20台前半にしか見えんファンタジー世界の神秘やな


などと思考停止している間にいろいろと、決まったらしい


「とりあえずシロ今日はもう寝ろ

明日全部教えてやるから。」


ワッハハハと笑いながら私を部屋が

ある方へ押していく。


その後、私はマリアさんにブラとパンツを受け取り


ブラのつけ方を教えてもらったりしながら過ごし


白のキャミソール(エロいやつじゃなくてパジャマよりのヤツ)を着て眠りについた。


疲れていたのか私は、すぐに意識を暗闇に沈ませていった。



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