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迷宮探索者の日常  作者: 飼育員B
第二章 秋季大規模討伐参加
21/89

第20話 追跡

 棲み着いたゴブリンを一掃し、洞窟の監視を始めてから3日目の昼。

 太陽が出ている間に眠り、太陽が落ちてからはひたすら洞窟の入口を眺めるというケンの状況にやっと変化が訪れた。

「おい、起きてくれ。ゴブリンが出たみたいだ」

 監視場所から少し離れた場所に確保している寝床に戦士隊の隊員が近づいてくる気配で目を覚まし、小声での呼びかけを聞いて起き上がる。

 洞窟から今いる場所までは数十メートルも離れているので多少の物音は届かないだろうが、出来る限り静かに監視場所へと移動する。監視役の隊員も音を立てやすい上に真っ白なせいでで発見されやすい板金鎧(プレート・メイル)は着けず、今は鎧下のみの格好だ。


「今はどうしている?」

 昼間の監視は居眠り防止や交代で休憩を取れるように二人一組で行っている。さっきケンに呼びかけたのとは別の方、ずっとゴブリンの様子を見続けていた隊員に問いかける。

「1匹はさっき洞窟の中に入っていった。もう1匹は出口前に居る」

 彼の言う通り洞窟の前には1匹のゴブリンが立っていた。

 普通ゴブリンと言えば碌な防具も無く武器と言えば大抵は木を削っただけの棍棒や槍、良くて石斧や錆に塗れた鉈や剣といったところだが、そのゴブリンは体にきちんと合うように作られた革鎧を着け、腰には装飾もなく簡素だがきちんとした造りの鞘に収められた小型剣(ショート・ソード)を下げている。

 無言のままに周囲を注意深く観察しているその姿からは、普段見るゴブリンとはかけ離れた知性を感じさせる。

「これは当たりだな」

「ああ」

 綿密に計画を立てた上で村人を誘拐したゴブリンと、目の前のゴブリンは間違いなく同じ系統に属する存在だろう。


 しばらくして洞窟の中に入って行ったゴブリンが松明を掲げながら出入口へと戻ってきた。どことなく表情は緊張し、動きからは焦りが垣間見える。

 洞窟の中で殺した分を含めてゴブリンの死体は全て森の中に掘った穴の中に埋めたが、洞窟の中に付いた血痕の洗浄まではしていない。巣穴の中には1匹のゴブリンも残っておらずに乾いた血痕だけが残されているとなれば、何が起こったかは容易に想像がつくだろう。

 注意深く見れば洞窟の出入口周辺には人間が付けた痕跡を消した跡が残っているのだが、訓練したと言ってもゴブリンではさすがにそこまで判別できないようだ。

 中から出てきた方のゴブリンが外で待っていた方に何かを小声で伝えた後、2匹揃って洞窟から離れていく。

「では、手はず通りに」

「分かった。用心しろよ」

 洞窟側での監視に引っかかるものがあった場合にはケンが追跡し、隊員は村に報告に行くという役割は事前に決めてあった。

 それ以上は互いに何も言わず、任務を果たすために動き始める。



 ゴブリン共はすぐ近くに追跡者が居ることなど全く想像もしていないのか、なるべく足跡をが残らないように道を選んではいるものの特に姿を隠そうとはしておらず、周囲への警戒もそれほど厳しくないので姿を見失わないように後を追うだけなら簡単だった。

 森の中の道無き道を数百メートル進んだ所で、ケンが追跡していたゴブリン共がそこで待機していた2匹のゴブリンと合流する。

 洞窟で何らかの危険がある事を見越して全員で近付くのではなく一部のみが確認しに向かったのだろうか。そうだとすれば、このゴブリン共の指揮官は異常に慎重な性格をしているのだろう。

 洞窟に行っていた方が待機していた方に対して何事かを伝えるとかなり驚いた様子を見せていたが、それでも大声を上げるような事はなかった。


 ゴブリン共は緊張感を漂わせつつ、更に何処かへ向かって歩き始める。

 追跡対象が倍の4匹、つまり周囲を警戒する目が倍になったせいで目視した状態での追跡が困難になってしまったが、単純に言って物音や足跡を残す量も倍になるので悪い事ばかりでもない。

 万が一にも気付かれないように細心の注意を払いながら、ある程度の距離を取って追跡を続けていく。



 時間にして約2時間、距離にして数キロメートルほどは歩いただろうか。

 休憩も取らずにひたすら黙々と歩き続けていたゴブリン共の気配に変化があった。軍事的な訓練を受けているお陰かまだなんとか緊張感を保ったままではいるが、かなり安堵した様子を見せている。

 こういった空気にはよく馴染みがある。迷宮の奥まで行った探索者がようやくのことで入口の近くまで戻って来れた時によく発している気配と同種のものだ。

 つまりはもうゴブリン共の拠点の近くまで来ているという事だろう。洞窟から全く休憩を取らずに歩き続けている事から考えてそれほど遠くない場所に拠点が有るのではないかと途中から予想していたが、思った以上に村から近い場所だった。

 いや、通信網が整備されていて遅延のない会話が可能だったり、様々な交通網が整備されているおかげで10分で数キロメートルの距離を移動できる世界にとっては数キロの距離は「すぐそこ」でも、この世界においてその距離は十分「遠い場所」と言っても間違いでは無いのだろうか。


 数キロメートルが近いか遠いかはさておき、ここがゴブリン共の勢力圏だとすれば追跡中のゴブリン以外にも注意をしなければならない。

 侵入者撃退用の罠はまだ良い。自分が罠に嵌った事が一目瞭然だし、仮に当たっても死ななければどうとでもなる。

 恐ろしいのは侵入感知のような、本人にはかかった事が判らないが致命的な状況に追い込まれかねない類の罠だ。可能性は低いが検知方法が物理的なものではなく魔法的なものだった場合ケンには回避する術がない。

 罠以外についても注意が必要だ。重要部分へと続く道には監視要員が置かれている可能性があるし、犬や狼でも飼いならしていたとすれば視覚や聴覚だけではなく嗅覚もどうにかしてごまかさなければならなくなる。

 さらにゴブリンの後を追って注意深く進んでいくと、森の中の所々に道が見え始めた。きちんと整備された物ではなくただのけもの道だが、これでここからごく近い場所に大量の生物が棲みついていることは確定的になった。

 先に進むにつれてどんどんと違和感を感じる茂みや木の枝が増えている。おそらくゴブリンが罠を仕掛けていたり、何かの理由があって手を入れた場所なのだろう。


 これ以上追跡を続ければ加速度的に危険が増していく。

 ケンが引き際について悩み始めた頃、ゴブリン共が道の途中で立ち止まって何か意味がある鳴き声を発していた。

 ゴブリン共を目視可能な位置に音を立てず素早く移動する。その場所で数秒待ち、こちらに注意が向いていないこと確認してからそっと顔を出す。

 道の真ん中で直立不動の姿勢をとっているゴブリンの前に、ケンが今までに見たことのない生物が居た。


 その生物を一言で表せば「猿人族と同じ大きさのゴブリン」となる。

 顔の造作や肌の色については多少の違いがあってもゴブリンそのままだが、逆に言えばそれ以外の部分はあまり似ていない。

 身長はゴブリンの1.5倍の180センチメートルはありそうだ。痩せぎすな普通のゴブリンと違ってその大ゴブリンは筋骨隆々で、過去の戦いの結果か右耳が削げている上に頬には大きな傷跡が残っている。

 大ゴブリンは投斧(フランキスカ)を肩に担ぐ用にして持ち、だらりとした姿勢で立ちながら詰まらさそうにゴブリンから報告を聞いている。やがて話を聞き終えたのか、大ゴブリンが親指で背後を指すと1匹のゴブリンがそちらに向けて走って行った。

 それから大ゴブリンが獰猛そうに嗤い、ケンが隠れている方向を見た。



 背中から地面に倒れこみつつ全力で後ろに跳ぶ。

 数瞬前までケンの頭があった場所をフランキスカがすごい勢いで通り過ぎ、くるくると回転しながら背後に飛んで行く。

 跳んだ勢いを殺さずに一回転して起き上がり、そのまま脇目もふらず逃走を開始する。音を立てるのも足跡を残すのも一切気にしない全力疾走だ。

 ギャアギャアというゴブリンの叫び声が背後から追ってくるが、体格差から考えて普通のゴブリンではケンに追いつけないだろう。 問題は大ゴブリンが全力で追ってきた場合だが、奴はフランキスカ以外に武器を持っている様子がなかった。それを投擲して丸腰になった今、すぐに追ってくることは無いだろう。この判断にはできればそうあって欲しいという願望が多分に込められているのは否定出来ないが。

 ケンはどこにいる場合でも無意識の内に逃走経路(ルート)を考えながら行動する癖が付いているので、ルート選択には一瞬の遅滞もない。

 数百メートルほど走った後、数秒だけ立ち止まって乱れた息を整えつつ追走者の有無を探る。背後からの気配は遠く、それ以外の方向からは何も感じ取れない。


 ここから先は移動速度よりも隠密性を重視して逃亡を図る。

 出来る限り痕跡が残り辛い道を選び、どうしても痕跡が残ってしまいやすい場所を通る時は一度別の方向に向かったように見せかけるなどの細工をする。

 これらの行動にどれだけの意味があるかは不明だが、やらないよりはやっておいた方が精神的には良い。




 ケンが村に辿り着いたのは、とうの昔に太陽が西の山の影に沈んだ後である。

 たった3日見ていなかっただけなのに、村の周囲をぐるりと囲むように丸太を組み合わせた柵が作られるなど、随分と物々しい様子に変わっていた。

 住人たちが既に家の中に入っているために、人通りの絶えた村の中を横切って戦士隊の野営所へと向かう。夜番の隊員に軽く頭を下げて挨拶した後、中から明りが漏れている隊長用のテントの前に立つ。

「ケンイチロウです。只今戻りました」

「入れ」

 許しを得てテントの中に入って行くと、フランクリンは座卓の上で何かの書類を書き付けていた。今は眼帯を外しているのでへこんだ左目蓋が見えている。

「無事だったか小僧。……随分と険しい顔をしてるな」

「すいません。しくじりました」

 謝罪に続いて報告を始めようとするケンを、フランクリンが手を上げて止めた。

「待て。報告の前に一つだけ聞いておく。最悪の場合(・・・・・)でもここにいる奴らだけで何とかなる相手か?」

 大ゴブリンの実力は未知数だが、投げられた(フランキスカ)の正確さと威力から考えれば正面から一対一で相手が出来そうなのはフランクリンとクレアだけだろう。

 経験が浅い平隊員達では大ゴブリンを相手取るどころか、あの訓練を受けたゴブリン相手では一対一でどうにか互角だろう。装備の分だけやや有利、運が悪ければ負けてもおかしくない。

「小僧が思った通りに言え。仮に間違っていたとしても責任を取れなどとは言わん」

「無理です」

 本拠地まで到達出来なかったせいで訓練を受けたゴブリンがどれだけ居るかは全く予想が付かないし、大ゴブリンがあの1匹だけだと考えるのは楽観的過ぎる。

 あんな何もない場所で待っていたことから考えて、恐らくは戦闘部隊のリーダー格あたりだろう。もしかすると普通のゴブリンは後方支援担当で、前線は全て大ゴブリンかも知れない。

「厳しい、でも無理だと思う(・・)でもなく断言か。藪をつついたら随分なものが出てきたみたいじゃねえか……じゃあ、これの出番だな」


 フランクリンが自分の荷物の中から小さな箱を取り出して机の上に置く。

 箱の中には華美な装飾を施された小さな笛が収められていた。指穴は1つも開いておらず、音楽演奏用の楽器には見えない。

「これは?」

「ん? ああ、見ただけじゃ分からんか。これは<警笛>の魔道具だ。特別製のな」

 <警笛>は周囲の生物の聴覚に対して直接働きかけて単純な音を響かせる魔術である。空気の振動ではなく魔力の振動によって音を伝えるので、物理的な壁では音が遮られる事が無いらしい。

 <警笛>の使用者を中心とした効果範囲内の全生物に対して無差別に音を聞かせる事もできるし、「男のみ」「帽子を被った人間のみ」というように条件を満たした相手だけを対象とすることもできる。

「俺も詳しくは知らんが、これは効果範囲が一地方を丸ごと覆うくらい広い上に専用の受信装置のみが反応するんだとよ。遠征の時には各分隊に1個ずつ配備されてて、緊急時に使えって事になってる」

「誰かが<警笛>を吹いた事は分かっても、どこで吹かれたかは判らないのでは?」

「俺もそう思って前に聞いてみたことがあるんだが、受信装置を3つ並べて時間差がどうだとかで方角が判るって言ってたな」

 生き物は左右の耳の僅かな音量と時間の差から音源の方向を判断しているらしいが、それと同じような原理だろうか。


 フランクリンが<警笛>の笛を吹く。

 発生しているはずの音が人間には聞こえない上に動作ランプに相当する物も付いていないため、本当に魔道具が作動しているかどうかが全く分からない。緊急事態を知らせるための道具にとって、これはとんでもない欠陥ではないだろうか。

 念のため、電池の役割を果たしている魔石を交換しながら3回だけ<警笛>の魔道具を使った。

「問題は援軍がいつ到着するかだな。何もなければ明日には村を発つはずだったが、援軍の到着までは村で待機する」

「はい。そうすべきでしょう」



「じゃあ小僧、何があったかを報告しろ」

 ケンがフランクリンに対してゴブリン追跡についての報告を行う。

 大ゴブリンに発見され、さらに攻撃を仕掛けられた事実も含めて全て包み隠さずに伝えた。責任回避のために黙っておくという誘惑に駆られたが、味方の行動に重大な影響を与えうる事実を黙っていてはもっと酷い状況を招きかねない。

 フランクリンが部下に責任を押し付けて頬被りを決めこむような奴だったなら全て黙っていただろうが、彼はそんな男ではない。正確な報告をすればきっと適切な指示を与えてくれるだろう。

「人間大のゴブリンか……そりゃあ半小鬼人(ホブゴブリン)ってやつだな」

「ご存知でしたか」

「ああ、すっかり忘れてたんだがな。もう40年以上も前になるが、俺がまだ戦士としてまだまだヒヨッコだった頃に1回だけ遭った事がある。その時は1匹相手に3人でかかって何とか殺せたが、こっちも死に際の一撃を喰らって1人死んだ」

 ごく稀に現れるホブゴブリンは大抵優秀な戦士で、極めて残忍な性格なのだそうだ。

 フランクリンが遭遇したのも、配下のゴブリンを引き連れたホブゴブリンが村を1つ壊滅させたことで結成された討伐隊の話で、逃げられなかった人間は全員残らず殺され、死体はバラバラにされて村じゅうに転がっているという酸鼻をきわめる有り様で、討伐隊に参加した者の多くがその後しばらくの間悪夢に悩まされたらしい。

「ホブゴブリンってのは人間とゴブリンの合いの子だとか、雄しか生まれないから人間の女を孕ませるなんて眉唾な噂を聞いたが、どうも全部が間違いってわけでも無かったようだな」

 噂のどちらかが真実だったとすれば、村からわざわざ若い女だけを誘拐していった事に説明が付く。

 そして、やはりあのホブゴブリンは今敵対している集団の首領などではなく、背後にもっと大きな存在が有るのだと確信できてしまった。

 ホブゴブリンは知能的にはゴブリンと大差が無いのだから、自然発生したホブゴブリンが力でゴブリンの群れを支配することは出来ても、あんなに規律正しい集団を作れるとは到底考えられない。


 村人の誘拐は綿密に計画され、村人がなるべく脅威を感じないように企図されている。

 誘拐の事実が村人に露見したのはいくら訓練したと言ってもゴブリン程度では臨機応変な対応が出来なかったことと、いくつかの偶然が重なった結果だった。

 目標(ターゲット)の1人がたまたまその日だけ早く出発していなければ、犯人がゴブリンであるとは思われなかっただろう。

 ダグに確実に止めを刺しておけば、行きたまま誘拐されていったのではなく食料にするために死体を運んでいっただけだと思われていただろう。

 秩序神神殿の戦士隊の到着が1日遅ければ、治癒術師(ヒーラー)が参加して居なければ、そのヒーラーがクレア程の実力を持っていなければ、ダグがもたらした情報によって疑念を持たれることも無かっただろう。

 洞窟に棲み着いたゴブリンは遠からず発見されて壊滅しただろうが、疑念を持たれていなければそこで全てが終わったと判断されて、洞窟の様子を見に来たゴブリンを追跡することも無かっただろう。

 全てたらればの話だが、誘拐された2人は獣の仕業とでも判断されて時間共に忘れ去られていた可能性はゼロではない。


「俺は村長の所に行って事情を説明してくる。どうしても言う必要がある部分だけだがな。小僧、貴様はどうする?」

「……襲撃に対する備えをしておきます」

「そうか。だったらそうしとけ」

 全ての事情を知っても村長や自警団長なら罵倒する事は無いだろうが、今はあまり村の人間と顔を合わせたくない。そんなケンの心情を慮ったのか、フランクリンも特に反対することはなかった。

 隊員に軽く指示を出してから村長宅へと向かうフランクリンを見送り、ケンも準備を始めた。





 朝を迎え、ゴブリンが襲撃の可能性がある事が村人全員に伝えられると村は蜂の巣を突いたような大騒ぎになった。


 戦士隊は村の近くの見回りをし、動ける男は全員武器を持って自警団長の指示のもと防御の弱い部分を補強して回る。

 板を組み合わせて矢を防ぐための簡易な置き盾も量産して要所に置いた。普通のゴブリン相手なら弓矢への対策はそれほど無くても良いが、今回の相手は人間の野盗や軍と同じものだと考えるべきだ。

 女も食事の準備をしたり、火攻めに備えて燃えやすい物を建物の周囲から撤去したり、消火に使うための水を汲んだり灰や砂を準備したりと忙しい。

 ケンも隊員を何人か引き連れて周囲の森に侵入検知用の罠を仕掛けて回る。

 大人たちの緊張感が伝わってしまったのか、いつもは騒がしい子供達も今日は静かだ。



 そうやって村全体が忙しく動いていると、すぐに恐れていた局面がやってきてしまった。



 丸太を何本か立ててその上に板を乗せただけの簡易物見櫓の上に登っていた村人がガンガンと鍋を鳴らし、大声で叫ぶ。

「ゴブリンだ!! ゴブリンが来たぞー!!」


 長い一日が始まる。

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