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プレイボールそれはサイレンから

甲子園の試合開始はサイレンから始まります。

兵庫県警捜査一課の安田直樹警部は上司である三田博信課長に呼ばれた。


「まあ座りたまえ。」


と気さくな三田は言った。


「また事件ですか。」


と安田ははきはきとした口調で答えた。


「まあそうなんだがねぇ、今回の害者がね吉内浩三なんだ。野球好きの君には分かるとおも

うが」


「え、広島カープの名サードですか?」


「信じがたいが、そうだ。」


苦い口調で三田は言葉を並べた。


「どこで殺されたのですか。」


「神戸駅だ、聞くところによると昨日のよるトイレで殺されたらしい、そして朝、清掃員に

見つけられた訳だ。」


「・・・・」


「野球ファンとして尊敬した人らしいが、ここは刑事になってくれんかな。」


「彼は良い選手だったけどなぁ。」


「そこで君を担当にと本部長に言っておいたよ、たぶん了承されるとおもう。」


(記者会見が待っているな。)


「それでまずは会見ですね。


「その前にまだ3時間ある神戸駅に行って、阪本君に話を聞いてくれ。」


「奴は殺人だと。」


「間違いないとな。」


「では神戸駅に行きますので中村君に家族に連絡を。」


「分かった、早速行ってくれ。」


安田は、その言葉を聞くと課長室を出て、運転手の青山刑事に声をかけ、覆面パトカーに乗

った。

「えらいことになったなぁ。」


「そんなことはたくさんありますよ。」


「青山さん。」


青山刑事は捜査一課のアイドル刑事だが、彼女の運転は目を見張るものがある。


「神戸駅を君は良く使っているようだが終電前はどんなんだ。」


「はっきりいいまして、酔っ払いとかで駅員さんはいませんね、大体客も少ないですし。」


「そうか・・・・」


(目撃者は無いといっていいか・・・)


2人の会話はこれで終わった。


まもなくすると、神戸駅という看板が見えてきた。


古いレンガ造りの駅みたいだが中身は違うらしい。


「警部、阪本です。」


175cmぐらいの身長の阪本刑事が安田を呼んだ。


「どうだ。」


「間違いなく殺しですよ、拳銃が見つかりません。」


「駅長はどうしている。」


「ただ呆然としています。」


2人は状況を話し合いながら駅長室に入った。


「失礼します。」


「どうぞ。」


男の震えた声が聞こえてきてた。


「県警の安田です。」


「・・・・」


「じかに死体を見るのは初めてですか、それならショックも大きいはずです。心配しな

いで良いですよ。」


「どうぞ、うちの山下君を出しますのでゆっくりと。」


「ありがとうこざいます。」


駅員である山下も蒼ざめていた。


「ここです。」


「これはひどい。」


そこには脳に風穴ができた、冷えた塊があった・・。


続く

まだまだ殺人は始まったばかりです

これからをおたのしみにしてください。

読んでくれてありがとう。

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