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ほんの一瞬のロマンス260301

作者: 朝日奈流星
掲載日:2026/03/01

彼女と彼の

ほんの一瞬の出来事

その先のストーリーは・・・

彼女はひとつのストーリーの断片から

情景を探し出し

その情景を具現化するのが好きだ


例えば

ある小説の一部から抜き出したり


例えば

ある唄の歌詞から一部を抜き出したり・・・



そしてその情景を実際の記憶を辿り、または新たに探して現実化するのだ



今の彼女は

『夏の終わり』

『白いシャツ』

『海岸』

『気だるい午後』

この4つのフレーズだ



彼は彼女のこの癖を知っている。もちろん今はこのフレーズに基づいて行動するのだろう、と



彼は聞いてみた

『次はどんなシチュエーションだ?』


『まだはっきりしてないのよ。明確な映像が浮かばないの』


『そうか。気持ちが乱れてるんだろ』


『そうじゃないわよ。見えてこないだけ』


『そうかな?気持ちが定まってないんだよ』


『違うって言ってるじゃない』

やがて彼は彼女に折れるかたちとなった


彼女は少し苛立っているようだ



『コーヒーでも飲んでくるよ』


『そう?』


『下の店で待ってる』


マンションの下にあるカフェでコーヒーを飲んでいたが

彼女は結局降りてこなかった



外は雨が降り出している

今日はとても彼女の情景を満たすものではない、と思った彼は


車を走らせて自分の部屋へ帰った


部屋に着くと同時に彼女から着信があった


『いい場所が見つかったの。来てくれない?』






『ごめん。その場所に   僕は相応しくない』


彼は電話を切った


その先のストーリーは

ふたりの気持ち次第

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